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赤ずきんを被って森へ入ったら、銀狼が助けてくれました(継母と双子の妹にはもう懲り懲り)  作者: 風野うた
第二章 ブリシア公爵家のアリアドネ

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48/146

48 甘いものが好き 上

楽しい物語になるよう心がけています。

どうぞ最後までお付き合いください!!


「お返し!? アリア、一体、何をするつもりだ?」


「それは・・・、秘密です」


 口を尖らせて、小悪魔のような表情を見せるアリアドネ。


―――ライナスは胸がキュンとしてしまう。


 彼女が皇宮で生活するようになって、早一か月。


 近頃、アリアドネはいろいろな顔をライナスに見せるようになった。ただ、皇子と侍女という関係性は全く変わっていない。


「アリア、銀狼が近づいてきたら、以前のように気を失ってしまうのではないか?」


「いいえ、もう大丈夫です。銀郎さんと鉄格子越しにお話しをして、とてもお優しい方だと分かりましたので・・・。―――そういえば! あの時、銀狼さんからキャンディーを貰いました。ライナス殿下のお好きなキャンディーだと銀狼さんが教えてくれて・・・」


 何の疑いも抱いていないアリアドネは楽し気に語っていく。


「―――食べてみるとても甘くて・・・。ライナス殿下のイメージと違っていて、驚きました。ウフフフッ」


「バタースカッチは私らしくないのか?」


「はい、ライナス殿下はミントとかジンジャーのイメージでした。あの日までは・・・」


 アリアドネは口元を手を当て、チラリとライナスを見て微笑む。


―――いつものライナスなら、ここでフッと軽く笑って受け流すのだが、今回は違った。


「ジンジャーはダメだ! あの独特な香りが嫌いなんだ!!―――予想を裏切って申し訳ないが、私は全ての食べ物の中で一番好きなのはカスタードクリームだ!!」


「そ、そうなのですね!」


(カスタードクリーム!! 確かに意外過ぎる!)


「ああ、私は甘いものが大好きなんだ。カスタードプリンの美味しい店ランキングを教えようか?」


(ランキング~!?)


 見た目のクールさと正反対の甘い告白だった・・・。

最後まで読んで下さりありがとうございます。

面白いと思ったら評価、感想のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


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