48 甘いものが好き 上
楽しい物語になるよう心がけています。
どうぞ最後までお付き合いください!!
「お返し!? アリア、一体、何をするつもりだ?」
「それは・・・、秘密です」
口を尖らせて、小悪魔のような表情を見せるアリアドネ。
―――ライナスは胸がキュンとしてしまう。
彼女が皇宮で生活するようになって、早一か月。
近頃、アリアドネはいろいろな顔をライナスに見せるようになった。ただ、皇子と侍女という関係性は全く変わっていない。
「アリア、銀狼が近づいてきたら、以前のように気を失ってしまうのではないか?」
「いいえ、もう大丈夫です。銀郎さんと鉄格子越しにお話しをして、とてもお優しい方だと分かりましたので・・・。―――そういえば! あの時、銀狼さんからキャンディーを貰いました。ライナス殿下のお好きなキャンディーだと銀狼さんが教えてくれて・・・」
何の疑いも抱いていないアリアドネは楽し気に語っていく。
「―――食べてみるとても甘くて・・・。ライナス殿下のイメージと違っていて、驚きました。ウフフフッ」
「バタースカッチは私らしくないのか?」
「はい、ライナス殿下はミントとかジンジャーのイメージでした。あの日までは・・・」
アリアドネは口元を手を当て、チラリとライナスを見て微笑む。
―――いつものライナスなら、ここでフッと軽く笑って受け流すのだが、今回は違った。
「ジンジャーはダメだ! あの独特な香りが嫌いなんだ!!―――予想を裏切って申し訳ないが、私は全ての食べ物の中で一番好きなのはカスタードクリームだ!!」
「そ、そうなのですね!」
(カスタードクリーム!! 確かに意外過ぎる!)
「ああ、私は甘いものが大好きなんだ。カスタードプリンの美味しい店ランキングを教えようか?」
(ランキング~!?)
見た目のクールさと正反対の甘い告白だった・・・。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
面白いと思ったら評価、感想のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
ブックマーク登録もお忘れなく!!
誤字・脱字等ございましたらお知らせください。




