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おいしい異能力戦争  作者: もりまる
第2辛
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15/22

白黒させる。

 


「・・・!」



クレアはいつも半開きの瞳を見開く。その後、すぐにいつもの半月状の瞳に戻った。



「ごめん姉さん。能力は血縁者は基本的に親と同じ能力に目覚めるはずだよね」



例えば、両親がラーメン使いであれば、生まれた子どもの

兄が醤油ラーメン使い、

弟が塩ラーメン使い

くらいの違いはあることにはある。しかし個性がある程度で、ラーメンであることには変わりない。チャーハンの子は生まれない。


では父がカレー使いで

母がクリームシチュー使いならどうか?


その場合であるなら、子どもはどちらにもなりうるのだ。


つまり、クレアがシチュー、チャクラバルティがカレー使いでも全くおかしくない。


「でもお父さんもお母さんも2人ともクリームシチュー使いだ。カレーの子は生まれるはずがない」



「も、もしかしたらチャックの能力はブラウンシチューなんじゃ。それなら個性としてありえなくない」



明らかにクレアの目は泳いでいた。



「こんなスパイシーな匂いのシチューがあるかよ! しらばっくれないでくれ!」



気づけばチャックは初めて姉に怒鳴り反抗した。


ハッとチャクラバルティはバツの悪そうな表情になる。


「・・・。ごめん姉さん。でもハッキリさせたいんだ。どんな事実でも姉さんは僕の大好きな姉さんだ。何か知ってるなら教えて欲しい。白黒させよう。カレーとシチューなだけに」



クレアは1つ溜息をつくと、目線をベンチにやった。これから長話になるのだろう。



「チャック、ちょっとだけ姉さんと思い出話をしよう。それを話したら、もう私はチャックの姉じゃなくなるから」




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