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そして……
俺は自宅に帰って数日後。
俺はゲームをプレイしていた。
ファイナ〇ファンタジー15だ。
リアルな世界の旅。
世界を救う冒険。
支えあう仲間達。
荒れ狂うモンスター。
強力な召喚獣。
まさに、ファンタジーだった。
お遍路の旅とは違う。
楽しく、時には苦しく、それでも意味のある旅だ。
なにせ、世界を救うのだから。
主人公達の旅の最後。
俺は食い入るように、画面を見つめた。
主人公は、泣いていた。
旅の終わりが見えているからだ。
幻想が終わりかけているのだ。
主人公の気持ちが、とてもよく分かった気がした
共感した気がした。
その言葉の意味が分かった気がした。
多分俺、旅をしてなきゃ気が付けなかったんだと思う。
ただ、ゲームをクリアして終わっただけだと思う。
珍しく俺は、架空の存在に共感していた。
だから俺自身の旅と、主人公の旅を重ねながら。
ある意味有名な言葉を、わざと重ねてつぶやいた。
「わりぃ……やっぱつれぇわ」
リアルでは批判の対象であるという点で、彼と俺が似ていたからこそ。
その言葉が重なったのだと思った。
俺の旅に、ここまで付き合ってくれた旅人のみなさん。
……ありがとう。
……ございました。




