閑話 同僚たちの昼休み
総務部の昼休み。
ルイーゼが総務部から退出したあと、官僚たちは昼休憩を取っていた。
官僚Aは、昼ごはんのパンをかじりながら同僚に話しかけた。
「グリーン様ってすごいよなぁ。俺がミスったのを怒りもせずに、一緒に資料作り手伝ってくれてさ」
それを聞いた同期のBも、興奮しながら言葉を返した。
「そうそう。俺もこの間、書類の山運んでたら派手にぶちまけちゃってさ。そしたら、そこを通りがかったグリーン様が拾うの手伝ってくれたんだよ」
ルイーゼの行動に感心しつつ、Aは頷いて続けた。
「文官になって2年目で、殿下の秘書官になるだけのことはあるよな。しかもすごく可愛い」
「確かに。小動物っぽさあるかもな」
「あんな可愛い人と毎日顔合わせてる殿下が羨ましいぜ」
「おいおい、めったなこと言うなよ」
「ん?何でだ?」
前のめりになりながら、AはBの言葉を待つ。
「この間聞いたんだけどよ。人事部の下っ端のやつがグリーン様を殿下の秘書官と知らずに、ナンパしたらしいんだ」
「はあ?何だ、そいつ?」
Aは思わず、怒ったような口調になる。
「そしたら後ろから殿下が現れて、そいつを一言で追っ払ったらしい。しかも見たやつの話だと、見たことない笑顔でグリーン様と一緒に執務室へ戻っていったらしいんだよ」
「それって。一番怒らせたらやばい人を怒らせたんじゃないか?っていうか、殿下って笑うの?見たことないんだけど」
「笑ってたらしい」
「まじか」
「おう」
絶対にルイーゼには手を出したらいけないと思う2人なのであった。
総務部の人たち、ちょっとおちゃらけてて、作者が好きなモブたちです。




