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龍の神 設定資料集  作者: カズハ
登場人物

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其の他の登場人物

フメヌ

光と闇が渦巻く螺旋の世界の住人。螺旋の世界に暮らす神秘的な存在。光と闇の境界線に立っている様に曖昧。年齢や性別が判別できない程に美しい。瞳には光と闇が混ざり合い掌から光と闇の粒子が立ち上る。内向的な寂しがり屋で純粋で穏やか。異邦人であるレイラを優しく世話し彼女の意思を尊重して元の世界へ送り出す誠実さを持つ。螺旋の世界を操り元の世界へ繋がる光の渦を出現出来る。レイラとの交流を通じ感情の彩りを知る鏡の様な存在。


リリィ

別次元から迷い込んだ百合の精霊。露に濡れた百合の花弁の様な純粋な瞳を持つ。精霊の楽園という花々と精霊が共生する穏やかな世界の住人。古びた銀のロケットを持ち故郷との繋がりを示す。非常に臆病で人見知りだがグレイの優しさに触れ次第に心を開く。月の雫が満ちる場所という朧げな記憶を頼りに故郷を目指す。


リリア・エクレール

言の葉図書館の司書の一人。白龍族と紅龍族の混血でピンク色の髪が特徴。純粋で感受性が豊かなムードメーカーで笑顔を絶やさず周囲を明るくする。ロマンチストであり物事の美しさや感情の機微を敏感に察知。直感的で瑞々しい感性を持つ。


エルロン

司書課の最年長であり賢者・まとめ役。穏やかな眼差しを持つ紳士。長い時間を知識と共に過ごしてきた。威圧感はなく親しみ易く温厚で知的。どんなジャンルの本にも精通。一歩引いた視点から物事の本質を見抜く。若手の成長を優しく見守る。


クロ

カミラの夢の中に現れ現実へとやってきた謎の生命体。宇宙の創造期に産み落とされた未完成の存在。嘗ては山の様に巨大な四足歩行の獣で背中に水晶の様な突起を持つ。現在はカミラの愛により額に一つだけ水晶を持つ漆黒の子猫になる。存在其の物が宇宙の根源的な力・エーテルを発する。カミラと意識がリンクし感情を直接彼女の脳裏に伝えられる。永く孤独と虚無感の中で過ごし非常に寂しがり屋。カミラを深く慕い彼女の膝の上が一番の安らぎの場所。


依頼人の女性

街の郊外にある古い屋敷に住む住人。合わせ鏡という禁忌を行い。屋敷に邪気を招き入れてしまう。些細な不運が続き最終的に愛猫が姿を消すという怪異に見舞われたがセオンにより救われる。


従者達

アルバエレミア家に仕える人々。屋敷の管理やセオン・レイラの身の回りの世話を行う。主であるセオンの体調変化を敏感に察知し見守る忠誠心の高い存在。


漆黒のローブの客

毎週決まった時間に現れるドラコ・リバルの謎めいた常連客。漆黒のローブを深く被り瞳の奥に深淵を宿す。何らかの強大な力を持つ生命体。非常に難解かつ抽象的なテーマをラテアートとして要求。自身のイメージを完璧に具現化できるセオンの腕を高く評価。彼とのやり取りを一種の対話として楽しむ。


フレイ

ステラの親友。嘗て魔性との戦いでステラを庇い命を落とした青年。穏やかで優しく自己犠牲を厭わない高潔な性格。夢の中で再会した際も自責するステラを気遣い深い慈愛に満ちている。彼の死はステラの心に深い傷を残したが彼自身はステラを守れた事が誇り。同時に彼が苦しんでいた事に申し訳なさを感じていた。


ローザ

アルバエレミア家の庭園に咲く只一輪の孤独な薔薇から生まれた精霊。深紅の薔薇と同じ色のドレスを纏い息を呑む程に美しい。透き通る様な肌と憂いを帯びた瞳が特徴。非常に内気で人見知り。長年独りだった為幸福に対し半信半疑で変化に臆病。然し本質は素直で心を開いた相手には満開の薔薇の様な輝かしい笑顔を見せる。強い寂しげなオーラを放ち本来は美しい香りと魔力の波動を持つ。ロインの尽力で大きな動物はまだ少し苦手だが現在は森の妖精や小動物達と友達になり孤独を克服しつつある。


風の精霊

陽気で好奇心旺盛な性格。ロインの依頼を受けローザの存在を香りと共に広める広報役の様な役割を果たす。


森の生き物

純粋な優しさを持ちローザが最初に心を開く切っ掛けとなった小さな友人達。


ガイア

美術館に突如現れた宇宙や悠久の時を体現する年齢不詳の神秘的な男性。深い智慧を湛えた瞳を持ち蓮に例えられる瞳の描写がある。永遠を生きる者の先達で雰囲気は穏やかで深遠。存在するだけで悠久の時の流れや宇宙其の物を感じさせる。キラの運命を知る。彼女が此れから直面する孤独や退屈に対し精神的な導きや一瞬を心に刻む事の意義等を説く。


カレム

異世界から辿り着いた謙虚で礼儀正しい青い毛並みの猫の妖精。人型に変身出来る。災厄により荒廃し最終的に仲間同士の争いで滅んでしまった世界の唯一の生き残り。自身の存在理由を嘗て自分の世界が存在した証を残す事に見出す。他人の優しさに触れると涙腺が緩んでしまう。本来は弟妹の世話を焼く様な兄貴分的な性格。物語の狂言回し。彼の悲劇的な過去がアルバエレミア姉妹を動かし滅びた世界の救済という新たな物語の幕開けとなる。


ユウ&アイ

図書館の利用者のカップル。アイは好奇心旺盛で行動的で新しい事にワクワクし全力で楽しむタイプ。少し強めの無言の圧でユウをリードする事もある。ユウと呼ばれる男性は慎重派で思慮深い。本を汚さないよう配慮したり未知の体験に不安を感じたりと繊細な一面がある。然し最終的にアイの勢いに押される可愛らしい男。カミラに勧められた没入体験にどっぷりハマり休む間もなく物語を渡り歩いて疲れ果ててしまう微笑ましい失敗談を作った。


コユキ

白い小さな毛玉の様な姿をした不思議な生物の幼体。小さな雪の子である事からセオンが命名。猛吹雪を引き起こす程の強大な魔力を持つが幼くコントロール出来ない。雪に紛れる保護色をしており非常に愛くるしい。人見知りだが慣れると甘えん坊。撫でられるのが大好きで好意を持った相手には自分から頭を擦り付ける。某国の雪害の原因だったがセオンに力を調整して貰い其の儘アルバエレミア家の一員となった。


依頼人の男性

吹雪に閉ざされた国に実家を持つ男性。非常に家族・友人思いで祖国の危機に涙ぐむ程情に厚い。


虹龍

天文台を訪れた謎の来客。天真爛漫で知的好奇心が強い。大人の落ち着いた外見に反し資料やプラネタリウムに子供の様に目を輝かせる純粋さを持ち非常に礼儀正しい。周囲にバグの様なノイズを纏い現れた謎の人物。正体は虹色の鱗を持つ伝説的な虹龍。去り際には突風と共に空へ舞い上がり二重の虹を架ける力を持つ。人間に紛れ世界を楽しんでいる。


メイド達

想像力が豊かな屋敷の使用人。主人に対し敬意と忠誠を払っている。ステラとロインの密すぎる距離感を見て勘違いして爆走してしまう。


子供達の霊

遊園地で亡くなった子供達の魂。負の魔力に染まり虚ろな瞳をしている。楽しかった記憶に固執し生きた人間を遊びに誘い帰さない原因。レイラの歌声と浄化の力により親への思いを再確認し安らかな光となり昇天。


元従業員の女性

ジェットコースターの前で待ち続けていた地縛霊。恋人からプロポーズされる筈だったが叶わぬ儘亡くなる。絶望と悲しみの結晶となり強い負の魔力を放出。愛する者への未練に苦しんでいた。然しレイラの説得と浄化により再会を信じ光の粒子となった。


遊園地の元オーナー

遊園地に起こる事件の元凶。愛していた遊園地の閉鎖を受け入れられず其の執着心が怪異を生み出した。遊園地を永遠に存続させる為に魂を囚えていた。皆を不幸にする願いである事をレイラに断じられ彼女の銃により消滅。


駅の主

アステリア中央駅の最深部に巣食っていた怪異の正体。太古の神の成れの果て。人々に忘れられ絶望や悲しみを糧にし生き長らえていた孤独な存在。精神浸食の歌という聴いた者の心の傷を抉り自分に取り込む事で永遠に支配下に置く。肉塊の祭壇は犠牲者の魂を抜き取り駅全体を生贄の祭壇へと変質させていた。グレイの浄化の歌と舞に魅了。自らの正体を明かした後に消滅。嘗ては愛されていた記憶があったのかもと哀愁を感じさせる最期を遂げた。


影

駅の主に魂を奪われた犠牲者達の成れの果て。虚ろな瞳で表情がなく生前の様に列車を待つ姿で佇んでいる。侵入者を排除する警備員の様な存在。其の意識の底には駅の主の歌声が染み付いており主の意の儘に動く。


インファンス・ペルディトゥス

別名は迷子の子神或いは失われた子供。魔性の亜種。世界から忘れ去られた悲しみや絶望が具現化した時空の狭間の異質な生命体。誰かに愛されたいという根源的な欲求を持ち無意識に周囲の存在を無へ帰し魂を引き寄せてしまう。グレイの舞踊によってその悲しみを受け入れられ浄化。小さな光の珠となりグレイに宿り彼の一部として共存。


エリス・クレメンティア

街から離れた静かな森の奥に住む由緒正しき貴族の娘。黒曜石の様な艶やかな髪と深い青色の瞳を持つ人形の様に整った美少女。自由になりたい退屈な人生から逃げたいという強い抑圧された願いが魔術的な干渉によりドッペルゲンガーとして具現化してしまい自身の居場所を奪われかけていた。カミラで想いが本人へ戻される。その後は新たに絵を描くという自己表現の手段を見つけ自分自身の人生を歩み始める。


ドッペルゲンガー

エリスの心の底にある変身願望や自由への渇望が魔術的な干渉を受けて独立した存在。エリスの思考や記憶を完全に共有し先回りして行動する。また記憶編纂の様な能力を持ち周囲の人間の記憶を書き換え自分が本物のエリスであると認識させる。カミラの幻想で消滅ではなく元の想いへ統合。


ナギ

霧の向こうから小舟に乗って現れた謎めいた女性。正体は死を運ぶ者。生者の命を奪い霧の向こうの死後の世界へ導く死神の様な役割を担う存在。銀色の長い髪に白いワンピースを纏った此の世の者とは思えない美貌の持ち主。手には古びたランタンを携える。長年は死者の怨念や世界の負の力に身体を蝕まれ瞳には深い悲しみを湛えていた。セオンの浄化により苦しみから解放。額に白い蓮の花の紋様を刻まれた後は光の粒子となりセオンの魂の一部となった。


サラの半身

地下駐車場の次元の隙間に封印されたサラの抑制装置。サラと瓜二つの少女。背後には藍色と紅色の鱗を持つ彗星の角が生えた巨大な龍神を従える。嘗てサラが自分自身の異常性を危険視し其の力を切り離し制御する為に無意識に創造した存在。謂わばサラの良心や道徳や抑止力が具現化。本体であるサラが自分を忘れていた。思念の残像を送り続け接触を試みた。最終的にサラと融合し彼女の欠けていた精神のパズルを完成。彼女が正しい力を使えるよう導く存在となった。


呪われたビデオテープの呪い

時代錯誤なビデオテープに宿る怨念の集合体。触れた者に恐ろしい幻覚を見せ精神を破壊。対象者の過去のトラウマを具現化して心を折ろうとする。ステラの解析により正体を見破られる。聖歌と銀色の雷光により根源から浄化。光の粒子となり消滅。


少女の人形、及び人形達の霊魂

洋館の子供部屋に放置されていた強い怨念を持つ依代。嘗て其の部屋に住んでいた子供が愛用していた人形。成長した子供に置いていかれた孤独感と両親と再び遊びたいという純粋な未練が怨念へと変質。ポルターガイスト現象を引き起こす。ロインの幻想と温かい記憶の幻覚で浄化され安らかな眠りにつく。


もう一人のロイン

ロインの悪夢の中に現れる謎の存在。黒いドレスを纏い当初はベールで顔を隠していた女性。その素顔はロイン自身と瓜二つ。ロインが王として振る舞う為に切り捨て心の奥底に封じ込めた後悔・罪悪感・孤独の集合体。ロインに拒絶される事で悪夢となっていた。然し最後には彼に存在を認められ抱きしめられた事で白く輝く百合の花へと昇華し彼の一部として統合。


呪いの人形

捨てられた精巧な人形。嘗て月の国の貴族の娘が大切にしていたもの。理不尽な理由で捨てられた際の悲しみと憎しみが強力な呪詛へと変貌。拾った者に災いを齎す怪現象を引き起こす。瞳には魂を吸い込む様な闇が宿す。セツラの介入により元々の持ち主である娘に後悔という形で復讐を遂げさせ其の涙により浄化。


もう一人のユラ

古い木箱の中に封印されていたユラの失われた感情其の物。ユラの身長を優に超える長身の男性。銀色の髪・光を内包した淡い紫の瞳を持ち・ユラとよく似た面影がある。ユラが力を制御する為に切り離した心の色や躍動・旋律の集約体。彼を再び受け入れる事でユラは破壊衝動を創造への情熱へ昇華。穏やかで慈愛に満ち長い間封印されていた孤独よりユラを救いたいという願いを優先。


蝶の少女

隣の空き部屋に閉じ込められていた忘れ去られた魂。生前は画家志望だったが夢半ばで挫折し其の未練が描きかけの白い蝶としてキャンバスに宿っていた。ユラの筆により絵が完成した事で救済。光の粒子基虹色の蝶となり成仏。


ロト

蝶の少女が去った後に隣室に現れた音楽家の魂。自分の音楽を誰にも聴いてもらえない寂しさを抱えていた。ユラが彼の奏でる音楽を聴き涙を流した事で孤独から解放。別れ際に音色の記憶を宿したオルゴールを遺した。


影見様

闇喰の亜種。本来龍神族と共生し負の感情を喰らう闇喰とは異なり人間の魂其の物を喰らう邪悪な存在。絵画の中に潜み儀式を通じて村人を魂のない抜け殻に変えて支配していた。


村の老婆

影見村の住人。過去に疫病から村を救おうとして影見様の甘言に乗せられ誤った儀式を広めてしまった悔恨の語り部。


影の国の姫君

三色の龍を封じ街から色を奪った邪悪な存在。キラと同じ無彩の能力を持つ少女。眩し過ぎる色彩に苦痛を感じていたが龍達と心を通わせた。別れの悲しみから一時的に色を奪いかけたが龍の優しさに触れ感謝を込めて石像を残す。


三色の龍

姫君に封じられた守護獣。姫君の良き理解者であり遊び相手。彼女の孤独に寄り添い心の中の色を説いた慈愛に満ちた存在。


一人の画家

ステラの話に登場する人物。極彩の絵筆を持ち姫君が去った後の街に再び色彩を戻そうとした。自分の生命を丘の上の木に託す。何時か姫君或いは同じ志を持つ者が戻ってくる為の道標を作った。


文鳥堂の青年

夜空の様な深い色の瞳を持つ落ち着いた雰囲気の青年。本来は人間ではなくロトスの魂が抱えていた不安や迷いの象徴。狂言回しでありロトスに試練である謎解きを与え彼が自分自身の内面に辿り着く手助けをする。ロトスが不安を克服した事で役割を終えて光となって消滅。


新たな世界の創造主の少女

元は名もなき一人の人間だった少女。フォルティアにより新生した。滅びゆく世界を救う為自らの心臓を希望の花束に変えて命を落とす。フォルティアの力の一部を継承し白龍族の我が子孫として復活。純粋で自己犠牲を厭わない強い心を持つ。新生後はフォルティアを神祖様と慕い深い感謝と敬愛を抱く。胸に宿した無垢なる白き心臓が核。灰色に染まった世界を浄化・再生出来る。フォルティアの意志を継ぎ再生した世界の管理・守護を担う。


白龍の血を引く少女

辺境の村で暮らしていたフォルティアの一族の末裔。怪しい集団に特定の存在を消滅させる呪いの生贄にされかける。然しフォルティアの介入で其の呪いを祝福へと書き換えられ命を救われた。


怪しい集団

世界の法則を歪め白龍の末裔を消滅させる呪いの儀式を執り行おうとした集団。偉大なる御方という存在に仕えており組織的な動機を持っている。然し神祖達の圧倒的な力の前には其の悪意さえ面白き事象の材料にされた。


賢者

嘗ての魔法王国を滅亡から救おうとした伝説の人物。白く長い髭を蓄えた慈愛に満ちた老人。魔法が私欲の為に使われ滅びゆく時代に全ての知識を龍神の秘蹟に封印。レイラの到来を何百年も待ち続けていた。


邪悪な魔術師

呪われた剣と古城の主。後世には邪悪と伝えられていたが実際には世界の終末を予見。破滅を遅らせる為に世界の負の感情を剣に封じ込めた先駆者。何時の日か自分と同じ賢者の石を持ち負の感情を浄化できる者が現れる事を信じ鍵である剣を遺す。


老魔術師

人間界の都市で最も権威ある魔法研究機関を統べる人物。魔力技術の責任者。物語当初は無意識の内に楽園から魔力を搾取していた。純粋に人々の生活を豊かにしたいが為に研究を行っていた。グレイの舞と対話を通じ自身の過ちを認める。即座に共存の道へと舵を切る柔軟さと誠実さを併せ持つ。


若き魔術師達

老魔術師の下で働く次世代の研究者達。グレイと老魔術師が考案した魔力共鳴システムの実装・管理を担う。好奇心旺盛で未知の存在である幻影達に偏見なく接する。人間界と楽園を繋ぐ実務的な架け橋となる存在。


ルーイ

祖父の遺品である魔性の笛を持っていた青年の吟遊詩人。ボロボロのマントを羽織り旅の疲れが出ているが瞳には純粋さが宿る。祖父から受け継いだ黒曜石の笛を重宝。然し其の笛が持つ闇を呼ぶ力に怯えていた。グレイから一時的に元素剣を託され道具の力に頼らない自分自身の音楽の才能を開花。後に浄化された希望の笛を授かり立派な吟遊詩人への道を歩み始める。


闇に魅入られし者達

笛の魔力或いは自身の孤独によって闇に染まった者達。笛が持つ破壊的な力を手に入れ強大な魔力を求めてグレイを襲撃。単なる悪人ではなく其の根底には希望を失った悲しみや深い孤独を抱える。グレイの歌声と対話により救済の対象。


エン

伝説の都市であるエル・イブラヒムを長年追い求めていた考古学者。非常に熱心で研究熱心だが周囲の危機には疎い。カミラと偶然出会い彼女の協力を得て念願の古代都市に辿り着いた。カミラの人間離れした力を目の当たりにし驚愕し乍らも彼女を命の恩人として深く尊敬。


黒いローブの集団

世界の大いなる力を狙う集団。黒いローブと不気味な仮面を着用。世界を侵し喰らう事が目的。古代都市を沈めた装置を軍事・魔術的に利用しようと画策。カミラの放つ絶唱と万年筆の力により歴史から消滅。


トワ

深い眠りについた巨大な龍神。嘗ては世界を焼き尽くす混沌の象徴として恐れられた存在。現在はセオンの導き或いは自らの意志で世界の均衡を保つ調和の守護者へ転じる。洞窟の奥で岩山のふりをして眠る。其の寝息は世界の鼓動と同期。最近は眠りが浅くなり目覚めが近い事が示唆される。


魔術師

世界を穢れで満たそうと企む勢力の中心人物。セオンが持つ闇喰の力と守護されている龍神・トワの排除。セオンの穢れに弱いという弱点を冷酷に突いてくる狡猾さを持つ。


大魔術師ゼノス

嘗て世界を支配しようとした魔術師。コインの代償に自らの存在が星屑となり消滅。


コメット

空から落ちてきた月の欠片から生まれた無垢で心優しい不思議な少年。失われた月の力其の物が具現化した存在。当初は言葉を持たなかったがサラと旅をする中で強い決意を宿す。月と心を通わせる力を持ち散らばった星の欠片を自身の体内に吸収。月の輝きを再生させる役割を担う。全ての欠片を集めた後月と一体化し世界を見守る光へ還る。


氷の精霊

北方の凍てついた山脈に暮らす第一の星の欠片の守り手。吹雪其の物を操り鋭い氷の棘を放つ強大な存在。サラの多角的な魔術攻撃により討伐。


闇の星霊術師

砂漠の古代遺跡に暮らす黒いローブと不気味な仮面を身に纏った男。星の欠片の力を悪用して世界征服を目論む組織の一員。黒い炎を操るがサラの魔眼により運気を下げられ敗北。


月の巫女

世界の中心にある月の神殿に暮らす巫女。星の欠片が悪用されるのを防ぐ為神殿に引き籠っていた守護者。当初はサラ達を拒絶し幻惑の術を放つ。サラの癒しの光とコメットの純粋な姿に巫女は自ら心を打たれ最後の欠片を託した。


妖精の王

妖精の国・エテルナの統治者。非常に民を愛し国を救う為なら自らの身を投げ出す事も厭わない誠実な王。古の予言に従いステラを召喚し彼の愛によりステラの心を動かした。


グレイ

獣人の国の王子。獣人の王族の証である白い鬣を持つ青年。種族間の憎しみを越え人間の娘を愛す。保守派に追われ乍らも愛する女性を守ろうとする高潔な精神を持つ。


人間の娘

グレイに救われた人間の女性。森で倒れていた所をグレイに助けられ彼と恋に落ちる。彼女達の愛が後の世界平和の象徴。


保守派

人間・獣人双方に存在する種族間の交わりを拒絶する勢力。王子と娘を抹殺し争いを継続させようと画策。


ザイト

此の世とあの世を繋ぐ幽霊船の航海士。細身で背が高く潮風に靡く白衣を纏う。長年の旅による深い疲労と達観した様な穏やかな表情を湛え非常に献身的で優しい。嘗て沈没事故に遭った幽霊船の乗客だった。先代の航海士に舵を託され現在の役職に就く。魂の羅針盤を持ち魂が向かうべき場所への出口を察知。自分自身も孤独を知るからこそ未練に縛られる魂に寄り添う。彼らが自ら答えを出すのを静かに待つ忍耐強さを持つ。


若い女性の魂

夫への強い未練から船を降りようとした。然しザイトの言葉で新たな希望を見出し次へ進む決意をした。


病弱だった少年

生前は外に出られなかったが幽霊船の旅で初めて海の美しさを知りロインと共にスイーツを食べて笑顔を取り戻した。


悪霊

霧と共に現れる闇の存在。生者を騙して船に乗せ其の魂を喰らう事で船の支配を目論む。ロインの幻想によって浄化・消滅させられた。


幽霊の王

幽界を統べる数百年を孤独に過ごしてきた王。半透明な身体から淡い光を発し透き通った彫刻の様な姿。瞳には計り知れない深淵を宿す。嘗ては人間界の喧騒を嫌い他者との交流を絶っていた。然しロインとの交流で本来の性格を取り戻す事が出来た。幽界の力其の物を司り邪悪な魔力を浄化する力を持つ。権能の象徴として幽界の王冠をロインに授ける。


庭園の守護者

天空の庭園の番人。深い悲しみを湛えた老人。再生の種子の真の性質を知る唯一の人物。訪れる者が種子を手にするに相応しい意志と知恵を持つかを見定める為に最後の試練を課す。


ヴェネヒカ・グラチアリス

氷の城の主兼氷の魔女。この世の全ては私の芸術作品であるという歪んだ美意識を持つ。絶対零度の冷気や氷の彫像の操作や巨大な氷の魔物の召喚を使用。キラの創造と再生の芸術に敗れ自身の城ごと白く塗り潰され消失。


王女

氷の城の最深部・硝子の棺に封印されていた王女。伝説では火の剣でしか救えない。然しキラの再生を司る魔力で氷から解放。救出後はキラ達のペースに巻き込まれつつ心から感謝し共に歩み出す。


想い出屋の店主

記憶を扱う魔術師の一族の末裔。世界の記憶の均衡を保つ役割を宿命られる。何処か儚げで浮世離れした雰囲気を纏う男性。静かで落ち着いた佇まい。瞳には深い憂いと孤独を宿す。人々の記憶を淡い光を放つ霧として瓶に閉じ込めたり取り出す事が出来る。天秤を用いて記憶の価値を量る。性格は穏やかで誠実。記憶を魂の一部として愛おしむ。他人の苦しみや欲望に晒され続ける中で職務として淡々と記憶を売買していた。然し心の奥底ではその行為が魂を歪める事に葛藤を感じていた。キラとの出会いで記憶と共に生きる事の大切さに気づく。店を本来あるべき姿へと変える。


失敗を消したい若い男

過去の大きな失敗に絶望し其の記憶さえなければ生きていけると思い詰めて店を訪れる。記憶を消す事が自分自身を欠けさせるとキラが叫ぶ切っ掛けとなった人物。


絵の才能を欲する少女

画家を夢見ているが自分の才能に限界を感じ有名画家の記憶を買う事で手っ取り早く才能を得ようとした。キラの幻想に触れ自分の中にある美しさに気づく。後に自身の力で白と黒の濃淡のみを用いた独自の絵を描き上げ自分の足で歩み始める。


バク

世界に突如現れた悪夢の魔性。人々の心の闇を食らい其れを現実に具現化。物理的な破壊だけでなく精神的な揺さぶりも得意。相手の幻想や魔法其の物を食らいロトスの自信のなさを突いて精神攻撃を仕掛けた。ロトスの幻想により悪意を浄化され真っ黒な塊から一匹の美しい光の蝶へと転生。その後ロトスの心の一部となり街に幸福を運ぶ存在へ変わった。


アンブラ

周囲に闇夜の様な深い影を纏う幸薄い少年。当初は孤独と迫害によりいつも悲痛な表情を浮かべていた。光の魔法を絶対正義とする世界において光を吸い込む影の力を持って生まれた。内面的には心優しく迫害されても人々を恨みきれない純粋さを持つ。当初は地面に模様を描く程度の力だったがフォルティアの干渉により真の覚醒を遂げる。光の魔法を吸収し己の力に変換する光の天敵としての能力を持つ。物理的な影だけでなく魔力を封じる闇の鎖等を形成。世界に訪れた虚無の闇を打ち払う唯一の希望。後に光と闇の共存を象徴する英雄となる。


聖騎士団

光の秩序を守る独善的な権力者達。光の魔法を絶対視し其処から外れる者を異端として排除する組織。闇=悪という固定観念に縛られる。アンブラが世界を救った事実より自分達の理解を超えた力が存在する事を恐れる。物語における偏見と旧来の秩序の象徴。フォルティアの介入により強制的に認識を改めさせられ光と闇の共存を受け入れる事になる。

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