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第2章 閑話3
それぞれの日常
「酒場とくだらない世界」
酒場はうるさい。
それが今日は少しだけ心地いい。
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「お前絶対迷子になるタイプだろ」
レオンがユウを指差す。
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「ならない」
ユウは即答する。
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「じゃあこの前の森は?」
「地形が変わった」
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ガイが水を飲みながら言う。
「こいつは毎回世界を疑う」
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レオンが笑う。
「それもう職業だろ」
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隣の客がちらっと見るが、すぐに興味を失う。
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レオンはグラスを回す。
「でもさ、こういうの悪くないよな」
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ガイが少しだけ視線を上げる。
「何がだ」
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「くだらない会話」
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ユウが少し考える。
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「戦う前は、こういう時間の方が長かったのかもな」
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レオンがニヤっとする。
「やっとまともなこと言った」
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ガイは小さく笑う。
「いや、こいつはずっとまともだぞ」
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「それ褒めてる?」
「たぶん」
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三人とも笑う。
理由はない。
でも空気が軽い。
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外では普通に夜が流れている。
中では、どうでもいい話が続いている。
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それだけで、この時間は成立していた。
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