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Flash back from the another planet 他の星から 伊豆の物語 二人セゾン  作者: 是田好


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伊豆の物語 二人セゾン

⑧やぁ 芽唯 久しぶり やっぱり芽唯って呼ぶっきゃないよな 一人きりだとなんだから 雄基も連れてきたよ バールで蓋石をこじ開ける ポッケから白いハンカチーフに包んだ人型のようなものを取り出して そっと骨壺の中に投げ入れた 直ぐにサッと蓋石を元に戻す つい先日の雄基の葬儀から密かにくすねてきたシロモノだった フランクにとっては 手癖の悪さは昔からの習い性でどうということもなかった モチロン罪悪感も無い ふとした思いつきだった 元々 雄基は芽唯と同じ墓地 ソレも出来るだけ近い場所に葬られる事を希望していた 田舎の名士の出だから 遺族にその気があれば造作ない事であったが 叔父貴の雅基の話を待つまでもなく 実家はその気はさらさらなさそうであった そんな事もあろうかと それなりに考えていた事でもあった ならばお礼にと言うか雄基に対する義理 のようなものを果たすべく 動いたのだった もうほとんど無意識の無せる技だった まだカンは衰えていなかったな コトがスンナリと運んだ時 そんな事を思った あらためて墓石のてっぺんを撫でた後 墓前であぐらを組んで 申し訳程度に手を合わせる 悪りぃ オレはやっぱ 施設を出ることにしたよ 身体は大分良くなったらしいし この分ならスーも大目に見てくれるだろう 元々あの様な場所はオレの性に合わないって スーも分かってたろうし さて おもむろに立ち上がる 真正面に高山が見える 高山に向かって歩き始めた 何処へ行くか 宛もなかった だが悪徳の助言?もあったので 箱根の向こう 西へ向かおうとは漠然と考えていた つと立ち止まる バールを手にしていた事に気づく しょうこともなく そのへんに放り出した またズックを背負い直して歩き始めた

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