2.探検しよう
……ん?
今何時だろう、えっとスマホ…そうだった。
わたしは今魔界にいるんだった。
ぐぅ〜
誰も居ないとはいえ恥ずかしい…
…お腹減ったな。
よし、部屋から出てみよう!
バタン
誰も見当たらないや。
とりあえず人が居る所を探そう。
それにしても広いな。迷子になりそう。
ま、自分がいた部屋は見分けがつくけど。
何かすごく仰々しい扉だったから。
この壺、ゲームに出てきたのとそっくり。
こっちは鎧だ。ファンタジー感じるなぁ。
「お前何をしている!
ここはベルフェゴール様の城だぞ!」
あれ、セバスさんじゃないや。
誰だろう?
「呆けるな!お前は誰だこの侵入者め!」
あー、どうしよう。
「あの、ベルフェゴールです」
「ベルフェゴール様はまだ復活されていない!
この偽物め!」
うわ、剣抜かれちゃった。
わたしこういう人の話聞かない人嫌いなんだよなぁ…
もういいや、ステータス見せよう。
「はぁ、“ステータス開示”」
「…な!?復活されていただと!?
確かに髪色は一緒だが顔が違うじゃないか!
しかし覇気は一緒…
それに同じ名前の悪魔は存在しないから本物!?
ご無礼申し訳ございませんでした!
貴方様とは知らず、お許しください!」
えー、どうしよう。もっと面倒になった。
わたしはご飯が食べたいだけなのに。
「何の騒ぎですか!」
あ、セバスさんだ。
いつの間にか周りを人が囲んでいた。
「いえ、これはその…」
「おや、ベルフェゴール様ではありませんか。
丁度夕食の準備が整ったので
お部屋へ参ろうと思っていたのです。
して、そこのお前は何をしていた?」
おお、セバスさん怖い。
夕食何だろう。楽しみだなぁ。
「侵入者だと思って…
その、ベルフェゴール様だとは知らなかったんです」
「何を言う!覇気を見れば分かることだろう!
軽率な判断はやめてもらおうか。
このことはしっかり団長に知らせておく。」
「な!?それだけはどうか!」
「お前はそれだけのことはした。
勘違いだったとはいえ自らが主としている御方に
無礼を働いたからな。
ではベルフェゴール様、ご案内します」
「あ、はい。ありがとうございます」
あの人どうなるんだろう。
聞いてみようかな。
「あの、あの人ってどうなるんですか?」
「あの者は団長に任せることにした。
まぁ、相当つらいしごきが待っているでしょうね」
まぁ、死んだり職を失うよりはいいのかな?
とにかくご飯楽しみだなぁ。
おいしいかな…!




