1.魔界
と、現実逃避はここまでにしておこう。
わたしはどうやら寝ている間に
別の世界の大悪魔になったらしい。
…転生、したのだろうか。
「では魔界についてご説明いたしましょうか?」
「…お願いします」
「そんな堅苦しい言葉でなくていいですよ。」
「もう少し慣れてからでお願いします…」
「ゆっくりでいいですよ。
魔界というのは悪魔が暮らす世界のことです。
他にも人間界、神界が存在しています。
ここまでは良いですか?」
「はい」
「そして、この世界は大罪の悪魔が支配しています。
怠惰のベルフェゴール様、色欲のアスモデウス様、
暴食のベルゼブブ様、強欲のマモン様、
憤怒のサタン様、嫉妬のレヴィアタン様。
そして、傲慢のルシファー様。
それぞれ支配している土地があります。
貴方様は怠惰領を統治することになります」
「…そうなんですね」
この世界はわたしが知らないことばかり。
七人の大悪魔が支配しているのか…
どうやって統治するんだろう?
「ベルフェゴール様“ステータス”と唱えてください」
「?“ステータス”」
〜〜〜〜〜
ベルフェゴール
大罪の大悪魔
Lv.1
スキル 怠惰Lv.1
成長速度増加Lv.5
鑑定lv.5
限界突破lv.―
隠蔽lv.―
称号 怠惰の極み
異世界からの来訪者(隠)
〜〜〜〜〜
うわぁなんかでてきたあるあるのやつ…
しかも隠蔽かかってる…
やっぱりこの世界は地球じゃないのか。
「ステータスは基本的に他人には見えないです。
相手に許可した時のみ他人も見ることができます。
しかし鑑定持ちには見られるのでお気をつけください」
「…ありがとう。あの、あなたの名前は?」
「申し遅れました、私この館の執事長をしています、
セバスチャンと申します。
どうぞ、セバスとお呼びください」
「はい、ありがとうございますセバスさん」
魔界は悪魔の暮らす世界。
わたしはそこで怠惰領の領主をするらしい。
………魔法、あるのかな。
「あの、1つ聞きたいことが…」
「はい、なんでしょうか」
「“魔法”って使えたりしますか?」
「“魔法”ですね。はいもちろん使えますよ。
ベルフェゴール様も使えると思います」
「そうなんですか?」
「ええ。ベルフェゴール様は大悪魔ですので。
魔力量も膨大ですよ。訓練の時間を作りますか?」
「お願いします!」
「承知いたしました。
楽しそうで何よりです」
ちょっと恥ずかしくて苦笑した。
「では、ごゆっくりお休みください」
「はい」
はぁ…ドタバタだったな。
もう別の世界に来たことは飲み込もう。
前向きに考えないと。
魔法、使えるのか…!
ちょっと楽しみだな。
「“ステータス”っと」
〜〜〜〜〜
ベルフェゴール
大罪の大悪魔
Lv.1
スキル 怠惰Lv.1
成長速度増加Lv.5
鑑定lv.5
限界突破lv.―
隠蔽lv.―
称号 怠惰の極み
異世界からの来訪者(隠)
〜〜〜〜〜
うん、変わりなし。
鑑定でスキルの確認しようかな。
〜〜〜〜〜
怠惰Lv.1
大罪スキルの一つ。
レベルによって能力が追加される。
lv.1 休息時自動回復
lv.2 ???
〜〜〜〜〜
こんな感じか。最終どうなるかな。
称号も見てみよう。
〜〜〜〜〜
怠惰の極み
怠惰をこよなく愛している者に与えられる。
スキル怠惰の成長速度増加
異世界からの来訪者
異世界から来た者に与えられる。
成長速度増加
〜〜〜〜〜
滅茶苦茶成長速度速そうだね、うん。
魔法早く使えないかなぁ…!
ま、今はとりあえず寝よっと。




