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キメラ  作者: 鷲爺
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3

変な臭いがする。

今まで嗅いだことのない臭い。

一体なんの臭いだろう。


臭いの正体を突き止めようと目を覚ますとそこには今まで見たことのない景色が広がっていた。


今までいた場所は大体が同じ色の場所で地面は硬く、少し寒い場所で血のような臭いがする場所だったが、今私がたっている場所は全てがちがう。


私の回りには緑色の大きなものが地面から生えていてそのてっぺんから色とりどりの物がついている。

そんなものがそこらじゅうに生えていて歩くのも大変そうだ。

地面はふかふかした茶色い土の様なもので少し心地よく、今までいた場所とは違ってとても心地よい空気が流れている。

甘い匂いは周りのものから漂っているようで、近くに落ちている黄色と赤の丸い形をした物かからは更に強い匂いがしてくる。


そんなこんなで新しい環境を楽しんでいたがそもそも私は何でこんなところにいるんだろう。

確か私は大きな人達に連れていかれたはず…

そうだ!確か後ろから何か強い衝撃を受けたんだでもなんで…。

まあ、気にしてもしょうがないか。今はとにかくこれからどうするか考えないと。あの大きな人たちを探しにいこうかな、でもこの場所をもっとあるいてみるのもいいなぁ。


「いたいよぉ…いたいよぉ…」


そうやって色々考えているとどこか遠くから声が聞こえてきた。

声のする方に近寄ってみるとそこには手も足もない小さな人が横たわっていた。

一体どんなことがあったらあんな風になるんだろう。


「ねぇ、あんたその体どうしたの?」

「誰!?」

「すぐ横にいるでしょ?見えないの?」

「真っ暗で何も見えない…」

「見えないって…あんた目も無くなってるけど。本当に何があったの?」

「わからないよぉ…わからないよぉぉ…」


そう言って泣き出してしまったがすぐに眠ってしまったみたいで寝息がきこえる。

この子が何でこんな風になったのかは分からなかったけどこれからどうしようかな、といってもやることなんてないからなぁ。本当にどうしよう…


ガサガサッ


なんだ?

近くから何かの音がする。


音がしたほうを見ると何かがこちらを見つめていた。


何か嫌な予感がする。


そう思った瞬間その何かが襲いかかってきた。


襲いかかってきた相手は体中が毛におおわれていて四つん這いで走る生き物だった。

その生き物の最初の攻撃は自分が先に身構えていたため避けることができたが、始めてみるような戦い方だっためすぐによけれなくなってしまった。


どうしようこのままじゃ殺される! 相手が隙を見せたら直ぐに逃げよう


その生き物が前の足で引っ掻くように攻撃してきた瞬間に私は手から閃光を出して相手の目を眩ました。


今だ!


私は小さな人を担いですぐにその場所からにげた。


















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