救出
ドン
何かが爆発する音で目が覚めた。
いつもはこんな音しないはずなのに、何かがおかしい。
何が起きているのか知りたいが拘束されているため動けない。とにかく今は次に何が起こるか待とう。
そう思っているとまた遠くから爆発するような音が聞こえ、それに加えて人と人が争うような音もしてきた。
一体なにが起きてるんだ?
外の音をじっと聞いていると沢山もの人が歩いてくるような音も聞こえてくる。
足音は次第に近づいて来て、とうとう私の独房の前まで来た。
すると突然独房の扉が外側から破壊された。
扉からは数人の変な格好をした人たちが入ってき拘束具を触りだした。
「誰?」
私がそう尋ねると彼等のうち一人が
「ああ、心配しないで。私達はエルフの国から君たちを助けに来た。今からこの拘束具をはずしてあげるからな。」
と答えた。
「これ私の力でも壊せないかったけど」
「ああ、大丈夫だよ。確かにこれは人の力じゃ壊せない、これはもっと力のある生き物に対して使うものだからね。でもこの器具は魔法ではずせるんだ。」
そう言って少したつと カチャン という音と共に拘束具が外れた。
「よし外れた。君はもう大丈夫だ。君を安全な場所に連れていくから彼らについていきなさい。」
言われたとおり彼らのあとについて独房をでると沢山の私と同じ格好をした小さな人達と私をつれてきた変な格好をした人たちが待っていた。
「ここにいなさい」
そういわれたので彼等と一緒にいると、少したった頃に他の人たちも来た。
「これで全員です。」
「そうか、わかった」
そう言って少しきらびやかな人が出てきた。
「私はこれから君たちをここから連れ出す。だがその前に君達を調べる。調べ終わった者からこの馬車に乗れ。」
そう言って一人ずつ連れていった。
人も減っていきとうとう私の番が来た。
少し離れた場所に連れていかれ何が起きるのか待っていると、私を見ていた1人が初めて聞く言葉を話した。
「ヒューマンでほぼ魔物化しています。」
「そうか。すまない。」
その事ばと同時に激しい痛みと共に気を失った。




