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最強の相棒はスライム  作者: ニコラス
48/55

第48話 新たな力

祭礼のため、来週まで更新が止まると思います!

「良かった!間に合ったみたいですね!」

「もうオレ一人じゃ打つ手無しだったわ。」


もう諦めかけていたところに、キングが駆けつけてくれた。

キングの硬さなら、盾になりながら戦えるかとも思っていた。

しかしダメージが入ってしまったら意味がない。

リリスの大鎌の攻撃力が上がってしまうからだ。

そのことをキングに伝えた。


「ご主人様はこのキングが、あなたの最強最硬の相棒たる由縁をお忘れですか?」

「防御力が異常に高いからじゃなくて?」

「『超硬化』があるじゃないです!カチカチに一瞬なれるスキル!ダメージが一瞬だけ通らなくなるスキルですよ!」


ゲームでもほとんど使うことがなかったから、すっかり忘れていた。

全身を、または身体の一部を一瞬で傷すらつかない硬さになることができるスキル『超硬化』

全身を硬化させると動けなくなってしまうが、一部を硬化させて攻撃すれば、高い威力を出すことができる。

それがキングが最強最硬の相棒の由縁の一つだ。


「よし!じゃあリリスの意識をキングに集中させるように、キングやれるか?」

「やるしかないです!!」

「よし!じゃあ始めるぞ!」


オレとキングは、リリスを倒す作戦を決めた。

確実に勝てるわけではないだろう。

可能性が少しでもあるならかけるしかない。

オレとキングは、リリスに向かい一直線に突っ込んでいく。

キングが先行し、両腕をスライム状にして、鞭のようにリリスに叩き込む。

リリスは大鎌で切り裂くつもりで振ったようだが、ガキンっと音がして弾かれた。

大鎌が当たる直前に、『超硬化』を使って硬くなり弾いた。

両腕を硬くしたまま、リリスを叩きつけた。

ズドンと音が響き、土煙をあげ、地面を抉った。

リリスの両腕に直撃したように見えたが、キングの両腕をリリスは大鎌を手放して、両手で受け止めていた。


「キミ硬すぎだよぉー!!ボクの大鎌でも斬れないなんてすごいね!!ビックリして思わず攻撃当てるところだったよぉー!」

「嘘?!当たったと思ったのに!!」

「隙ありぃー!!」


キングの攻撃の直後に、オレはリリスの背後に回っていた。

リリスがキングと話始めたところを、隙ができたと思い、業火炎獄に黒炎を纏わせ斬りつけようとした。

しかし、声に出てしまったのが失敗だった。

リリスはキングの両腕を引っ張り投げ飛ばそうとした。

しかしスライムのキングは、両腕が伸びるだけで、投げ飛ばされなかったが、オレの一撃をキングの両腕でガードする形になってしまった。


「うわっ!こんなに伸びるの?それにしても奇襲は静かにやらなきゃ意味ないじゃん!!」

「隙があったら言っちゃうよ!「隙あり」ってさ!!」

「気持ちは分かるよぉー!でも当たらなきゃ意味ないから!!」


リリスはキングの腕を離し、大鎌を拾った。

ステータス以前に、リリス自身の戦闘スキルが高過ぎて、キングと二人でもかなりキツい。

それにまだ隠しているスキルがあるはず。


「あぁー、ちょっと飽きてきたなぁー!こっちに来てからやっと強い人とやれそうだったけど、もう終わりかなぁー!!」

「キング!何かする気だぞ!気を付けろ!!」

「はいっ!ご主人様!」


リリスが大鎌の先を地面に落とし、柄を右肩に乗せる。

腰を落として前傾姿勢になり、クラウチングスタートのような構えをとった。

オレを見て、誰もが鼓動が早くなる笑顔を見せる。


「じゃあね、ゲスト様。『狂騒』うぉーーー!!!!!」

「ここでそのスキルかよ!!みんな逃げろ!!敵も味方も関係なくこいつは襲うぞ!!」


オレは周りにいる人全員に、退避するよう声をかけた。

狂戦士専用スキル『狂騒』、攻撃力と俊敏性を劇的にあげる代わりに、混乱状態にするスキルだ。

おそらくこの世界でも同じ効果だろう。

ゲームの時も、敵も味方も関係なく攻撃していた。

それが理由で、狂戦士を持つ者はみんなソロだった。


「ふぅー、ふぅー、うぉー!!」

「チィッ!こいつを押さえないと、どっちの軍も被害がとんでもないことになるな!」


ズドーンズドーンと、一撃が地面を抉り、オレやキングの身体を、簡単に浮かせる。

オレ達は離れているドロシーに、補助魔法で俊敏性をあげてもらい、なんとかリリスの相手を相手をしていた。


「キング!なんか良い案はないか?」

「んー、魔物みんなで総攻撃しますか?」

「それは最後だな!死んだら蘇生できるかわからないし!」


オレは魔物みんなで総攻撃は、最終手段として考えている。

しかし、ゲーム同様に蘇生ができるかわからない状態でやるのは、危険な賭けだと思っているからだ。


「クソッ!どうする?結局みんなで押さえるしかないのか?」

「ご主人様?!危ない!!」

「ふぅー、ふぅー、『狂花(きょうか)』」

「ぐはぁっ!!」


武技『狂花(きょうか)』は、周囲に赤い花畑が一瞬で広がったかのように、身体を一回転させて斬りつけ、血で周囲を染める武技だ。

オレはギリギリで剣で受けることに成功したが、身体は吹き飛ばされ、手は痺れて剣を落としてしまう。


「まずい、手が……」

「ご主人様!!あれっ?!」

「な、なんだこれ?!」

(スキル『武具化』を取得)


オレが手を痺れさせ、一撃の重さに膝をついたところに、キングが近寄り手に触れた。

その瞬間、キングの姿が消え、オレの腕には半透明の綺麗な籠手が装備されていた。


「ご主人様?ボクは今どういう状態ですか?」

「はっ?お前、籠手になってオレの腕に着いてるぞ?」

「へっ?」

「なんだかわかんねぇけど、新しいスキルが会得できたみたいだな!形勢逆転できるかもな!!」


新たな力を取得して、これからリリスに反撃を開始するのだった。


合体って男のロマンの一つですよね!

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