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最強の相棒はスライム  作者: ニコラス
27/55

第27話 デート?

女性経験はほぼ皆無です!

自分だったらこうなるっていう感じだと思います。

ちなみにゲストも女性経験は皆無です。


オレとソフィーアはベッド以外の家具も買った。

かなりの数になったので、家具屋の店員は、後で運ぶと言っていたが、オレの持ち物リストにしまうと驚いていた。

この時、ソフィーアも一緒に驚いていた。

その後は、二人で商店街を歩いていた。


「見たい店はないか?服とかアクセサリーとか」

「時間もありますし、じっくりといろんなお店に回りたいですわ!」


今のソフィーアは上機嫌だ。

家具屋であまり時間を取られなかったので、じっくり見ることができるからだろう。

ただ、その前にオレの腹が鳴ってしまった。


「あぁー、意気込んでるとこ悪いが、先に飯にしないか?」

「お昼近いですし、どこか入って食べましょうか。」


オレ達は、通行人に良い店がないか聞き、ある店に入った。

そこは川魚が名物の店だった。

元の世界で、川魚は鮎とイワナぐらいしか食べたことがなかったので、少し興味があった。

泥臭いという話も聞いたことはあったが。


「アンファングでは、よく食べるのか?」

「街の近くに大きな川がありますから、よく食べますよ。」


テーブルに着き、メニューを開くと、品揃えは豊富だった。

鮎にイワナ、鯉にナマズ、ニジマスにドジョウなんかもあった。

ドジョウを見て、そういえばウナギも川だなっと思ったが、メニューにはなかった。

オレは、定番だろう鮎の塩焼きを、ソフィーアも同じのが良いと言って頼んだ。

皮がパリパリ、中はホクホクの立派な鮎の塩焼きが出てきたのは良かった。

が、ナイフとフォークで食べると思わなかった。

食べづらくてしょうがないので、オレは持ち物リストから、箸を出した。

実はこの箸、ゲームの運営が遊び心で入れた武器なのだ。

もちろんナイフとフォーク、フライパンやお玉なんかもある。

オレは、箸で身をほぐし、食べようとしたが止まった。

ソフィーアが興味深そうに見ていたからだ。


「ゲスト様、それはなんですの?短い木の棒のようですけど。」

「見たことない?これは箸だよ。この二本で切ったり掴んだりして食べるんだ。使ってみる?」

「はい!」


オレは、もう一組出して、ソフィーアに渡した。

どう持っていいかわからないようなので、教えてあげたが、使いにくそうだった。

初めての箸に、苦戦していたが、オレと同じように使えるようになると、意気込んで食べ終えるまで使っていた。


「これはかなり難しいですわね。練習が必要です。」

「今となっては、オレも普通に使えるけど、最初は誰だってそうだよ。」


代金を払い、今度は違うメニューを食べに来ようと約束し、店を出た。

腹ごしらえも済んだので、今度はソフィーアの買い物に付き合う。

ソフィーアも女の子らしく、いきなり服屋に入って行った。

服屋って何故か女性物のほうが多く置いてある気がする。

しま〇らのようなタイプの服屋だと、男性物は一画にしかない場合がある。

この店もそうだった。

オレは、服を買うつもりはなかったので、ソフィーアの後を着いていった。


「ゲスト様!どちらの物がお好みですか?」


ソフィーアが紺色の短いスカートと、白いロングスカートを手に取って聞いてきた。

ちなみにオレは、服のセンスは皆無だ!!

自信を持って言おう!

だが、女性に着て欲しい服の好みはある!


「うーん、どっちもソフィーアなら似合うと思うけどぉー……白かな。髪の色とも合うんじゃない?」

「じゃあ白のスカートにします!あとはぁー」


女性の服選びは時間がかかると聞いていたが、実際に体験するとわかる。

長過ぎる!!

ソフィーアはどんどん服を手に取り、結局日本円で五万程使った。

オレは、全部持ち物リストにしまった……


「買って頂いてよかったのですか?」

「別に良いんじゃない?欲しかったんでしょ?ならオレからのプレゼントだ!」

「ありがとうございます!!大事に着させて頂きますわ!」


ソフィーアもかなり嬉しそうだ。

女性の笑顔というものは良い気分にさせてくれる。

そこに恋愛感情がなくとも、女性を笑顔にさせるのは、男冥利につきるとオレは思う。

次は雑貨屋に入った。

食器類を買ってなかったのを思い出したからだ。

今回はオレも手に取り選ぶ。

ワイングラスにティーカップ、大皿に小皿、けっこうな量を買った。

今後、家の管理にメイド等を雇うことも考えてのことだ。

会計が終わりオレが店を出ようとすると、ソフィーアがある物に釘付けになっているのに気づいた。

それは、小さな妖精を複数象った、ガラスの置物だった。


「気に入ったのかい?」

「えぇ、可愛らしかったので……でも必要ないものですから……」


ソフィーアは視線を外して、店を出ていこうとした。

オレは、それを手に取り、会計を済ませた。


「ほら!大事にしろよー!」

「えっ?これも良いのです?」

「良いって良いって!ソフィーアの部屋に飾って!」


結局オレも、可愛い子には弱いってことだな。

この先、いろんな物を買ってあげそうだ。

雑貨屋を出た時点では、まだ日は高かったが、家具の配置もあるので、早々に切り上げて帰った。

だがこの時、怒気をはらんだ三人の女が、背後にいたことをオレは知らなかった。




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