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最強の相棒はスライム  作者: ニコラス
22/55

第22話 報告そして失敗

やっちゃったぁって話です!


キースリング伯爵の屋敷をあとに、ギルドへ向かった。

相変わらずキングとオレへの視線は絶えない。

今、気づいたのだが、やたらムキムキのおっさんも複数見ていた。

悪寒が止まないので、かなり早足でギルドへ着いた。


「どうもぉー!依頼達成の報告でぇーす!」

「あらぁ、丁度いいところに来たわねぇ!」

「それはタイミング悪かったですねぇー……出直しまぁーす!!」


振り向いて帰ろうとしたら、襟を捕まれた。

ギルド長のラーエルさんが、目尻をピクピクさせた笑顔で立っていた。

オレは問答無用で引きずられ、執務室に連れ込まれた。

ちっこいくせに力強いんだこの人!


「オレ、なんかしました?」

「いや、逃げようとしたじゃない!」


頬を膨らませて怒っている様子だ。

年を考えろ!年を!!


「今、失礼なこと考えたでしょ?!」

「そ、そんなことはないですよ?!」


ジト目を向けられた。

女性って変に勘がいいよなぁ……

で、本題に入ってもらうことにした。


「とりあえず、ヒルト村の件は解決しましたよ!犯人も連行しましたし!」

「それは衛兵に聞いたわ。なんでも、ソフィーアお嬢様を助けたそうじゃない!」


情報回るの早いなぁ……

でなければギルドマスターにはなれないか。

オレは、ことの顛末を話した。


「全く、男って性欲に従順よね!」

「いや、すべての男がそうじゃないですから!」


そういう女性もいるだろうよって思ったが、テレビ等で性犯罪の報道で、女性の名前を見たことがなかったので、男だけなのかと考えてしまった。

実際そんなことないはずだ。

うん……そんなことない……


「ところで、オレが呼ばれた理由は?」

「えっとね、これなんだけど……できる?」


一枚の依頼書を出された。

内容はアンファング近くの村周辺の魔物討伐だった。


「これ、オレじゃなくても良くないですか?強い魔物なんですか?」

「いやぁ、これがゴブリンとかだったら良かったんだけどぉ……」


ラーエルさんは、真剣な顔でこっちを見てる。

そんなに強い魔物ならテイムする価値があるかもしれないなぁ。


「ドラゴンが出たらしいのよ……真っ赤なドラゴンが……空をゆっくり飛んでたらしいの……」

「あぁー……それは……」


オレは、頭を抱えた。

身に覚えがあることだったからだ。


「それっていつ依頼されたんですか?」

「今朝よ」

「ドラゴンってよく出るんですか?」

「今まで私は聞いたことないわね」


ふぅー……

これは間違いないな……

オレは、ラーエルさんに告げる。


「ラーエルさん、非常に申し上げにくいのですが……そのドラゴン……オレのですね……」

「へっ?!」


ラーエルさんが面白い顔をしている。

目をパチパチさせて、オレの顔を見る。


「いやぁ、ヒルト村から帰る途中で、ソフィーア嬢に見せたんですよ!そのとき、護衛させてたのを見られたとしか……」

「ゲストくん……」


あぁー……

怒ったっぽいかな?

周りに誰もいなかったんだから見られてると思わないじゃない!!


「私も見たい……」

「えっ?」


ラーエルさんがボソッと言った。


「だから……私も見たいって……」

「なんですか?」


ラーエルさんの肩が震えている。


「だからぁ!!私も見たいって言ってるの!!!」

「わぁっ!!」


大きな声をあげて立ち上がるラーエルさん。

オレは、驚いてひっくり返りそうになった。


「私もドラゴン見たい!見たい見たい見たい!!!」

「あぁー……ラーエルさん?」


容姿も相まって、子供のように駄々をこねるラーエルさん。

とりあえず、依頼の件は解決ということにしてもらうことにして、ラーエルさんにリュートを見せることになりそうだ。


「ドラゴン見せるのはいいですけど、どこで見せるんですか?下手なところだと、またこの依頼みたいの来ますよ!」

「街中で堂々とってわけいかないものね……」

「その辺はそっちで手配してくださいね!それじゃあ!」


オレは、全て任せて帰ろうとした。

まぁ呼び止められたが……


「えっ?もっとお話しようよぉー!お姉さんとお話楽しいでしょ?」

「いや、年近いほうが気が楽なんで……ん?」


頬を膨らませて怒っているのかと思ったが、涙目になっている。

年を知らなきゃ可愛いと思ったかもしれない。


「ゲストくんは意地悪だね!独り身の寂しいお姉さんの相手を、してくれたっていいじゃない!」

「その容姿で独り身の三十過ぎは、他の問題があるに決まってます!性格とか酒癖とか」

「そんなことないもん!性格も酒癖も悪くないんだから!」

「性格に関しては、もうめんどくさいとこ見えてますけど……」


これは、早く出ないと大変なやつだ。

そう思って、立ち上がろうとしたとき、腕を抱えるように掴まれた。

無い胸を当ててんのよと言わんばかりに押し付けてくる。

オレよ、流されてはイカンぞぉ!!


「こうなったら、わからせてやるんだから!!今日一日私とデートしなさい!!」

「えぇー!!」


ギルマスの権限とか使われそうな勢いで、デートに付き合わされることになった。



最初は普通のデートのようだった気もする。

服屋に行ってお互いの服を選び、アクセサリーショップに行っては選び、オシャレなお店でご飯を食べ、解散。

にならなかったらしい……

オレは、ベッドの上にいる。

目が覚めたら、ベッドだった。

朝日がまぶしい……小鳥が可愛らしい声で鳴いている……

オレは、頭を抱えたよ。

だってオレ、今素っ裸だし……となりに見たことある女の人寝てるし……

これはいわゆる朝チュンってやつだ……

そんでもって頭が痛い……二日酔いだ……


「んーっ!ふぅー……おはようゲストくん!昨日はありがとね。一人の女にしてくれて……」

「あー……はい……」


お隣には布団で身体を隠して、照れた表情のラーエルさん……

事後だし、言い訳のしようがないし、どうしていいかわからないので返事をすることしかできなかった。

ラーエルさんはオレの頬に軽くキスをし、ベッドから出る。

小さく膨らんだ胸に、小ぶりだが張りのある尻が露になる。

オレは、それを夜に弄んだことを全く覚えていない……

ラーエルさんの初めても、オレの初めても、オレの記憶には一切残っていないのだ。

そのために、今見てるのは実際には二度目だが、母親以外の裸に目が釘付けだった。


「どうしたの?そんなにジッと見て。」

「いや、なんでもない……早く服を着てくれ……」


オレも服を着ようとベッドから出ると、ギンギンのバットが顔を出した。

それをラーエルに見られてしまった。


「あら?まだしたりないの?もう一回戦する?」


オレは、結局断りきれず、朝からベッドを揺らしてしまった……

ゲストの人生初体験は三十路のお姉さん?でしたぁ!

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