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最強の相棒はスライム  作者: ニコラス
14/55

第14話 囮作戦!!

ヒルト村二日目。

ガンガンと痛む頭痛で目が覚めた。

原因は昨日のジークと飲んだ酒だろう。

頭を押さえながら、今日の作戦の準備をする。


「痛いなぁ……日本に居たときはこんなことなかったんだけどなあ……」


そもそも一緒に酒を飲みに行くような友達がいなかったなぁ……

いつの間にか隣に来ていたキングは、きょとんとしている。

いつもと違うのが美少女形態だということ。

誰がどう見ても美少女な今のキングは、一つ一つの仕草に、男のハートを射抜く破壊力がある。

ジークの奥さんにいろいろ仕込まれたらしい。

今回の作戦には役立つだろうし、良いかもな。


「キングの準備は……って特になかったか。」

「はい!あとは獲物がかかるだけですわ!」


あら?口調まで変わってない?

まぁいいか。


「じゃあ作戦開始しますか!って待つしかないけどな!」

「ではご主人様、いってきます!」


キングは、この村の一般的な格好で外に出ていった。

作戦というのは至極単純!

囮作戦だ!!

美少女形態のキングがいなくなる、もしくは誘拐されるまで、待つのだが。

オレは、作戦の間は暇になるので、畑仕事を手伝いに行く。

村の中を探索してもいいのだが、囮作戦中に行うと変に目立つと考えたわけだ。

それでも余所者なので目立つのだが。

先に起きて仕事に行ったジークの下へ向かうべく家の家の外に出た。

そこでオレは、一体のいや、一人か?

一体の魔物を出した。


「キングの下へ向かってくれ!何かあっても連絡を入れるだけにしてくれ!」


オレは、その魔物に命令を出した。

ただ、他の人から見れば、オレが大きな声で独り言を言っているように見えた見えただろう。

その魔物は透明なのだ。

命令を受けた魔物は、走ったのか飛んだのか、一瞬風を感じた。

あとは、キングに獲物がかかるのを待つだけだ。


「なぁ、ジークさん!ここでは何を作ってるんですか?」

「ん?この村はほとんどが小麦だ。近場の街に小麦粉にして出荷してるんだ。あとは自分たちが食う分の野菜だな。」

「へぇ、じゃあ秋頃は綺麗だろうなぁ!」

「ゲストに是非とも見てもらいたいが、小麦の収穫は秋じゃなくて夏だ!夏の小麦畑は日の光で金色に輝いて綺麗だぞ!」


オレは、ジークと話ながら畑に生える雑草をむしっていた。

綺麗にとってもすぐに生えてくるらしい。

農薬がない世界で、作物の病気の対策や雑草の処理は大変そうだ。

と、思っていたらオレは、ファーマーのジョブをゲームで使ったことをあるのを思い出した。

ゲームの時は薬草系の植物を栽培できた。

栽培の効率をあげたり、収穫の数の上限をあげたりするのがファーマーというジョブだった。

この世界でどのような作用するか、気になったので実験してみることにした。


「ジークさん!ちょっとやってみたいことあるんですが、いいですか?」

「なんだ?作物がダメにならなきゃ構わないぞ!」

「じゃあやりますね。『害虫駆除(ペスト コントロール)』『虫除け(インセクトリペレント)』『雑草結界(ウィードバリアー)』」


一番近くの小麦から小さな虫が落ちていくのが見えた。


「ゲスト、何したんだ?」

「害虫駆除と雑草が生えないようにしてみました。しばらくは生えないと思います。」

「ホントか?それはすごい助かるな!」

「ただ効力がどのくらいあるか、分からないので期待しないでください。」


ファーマーのスキルが使えることはわかったが、いつまで持つか分からない。

あとで確認しないと。

スキルのおかげで暇になったオレとジークは、他愛のない話をして休憩していた。


しばらく経つと、村の門から騎士の格好の男が顔を青くしながらやって来た。


「どうしたんだ兄ちゃん、そんなに青くなって。」

「お、お嬢様が……」

「お嬢様?」


嫌な感じがする。

キングを囮に出しているのに、別な少女が消えた可能性がある。

もしかしたらオレの考えと動きが、バレているのかと思った。


「お嬢様が……お嬢様がいなくなったんだよぉー!!」

「やっぱりか……」


予想が当たったかも知れない。

とりあえずこの騎士から話を聞くことにした。

この騎士はアンファングの領主に仕えている騎士だった。

そして消えたお嬢様というのが、領主の娘、ソフィーアだった。

この二人は、少女行方不明事件の話を聞き、この村の領主に早く解決するような催促しに来たらしい。

だが、村に着く直前で、突然目の前で消えてしまったらしい。


どうしたものかと考えていると、突然頭の中で声が響く。


『やっと獲物がかかりましたぜぇ旦那!!』

『マジかっ!!追跡できそうか?』

『ちゃんと見えてるんで大丈夫っすよ!』

『よしっ!頼んだ!少女達のの脱出に手を貸してやってくれ!』


獲物がかかったことを知ったオレは、指示を出した。

ジークと騎士が深刻な顔をしているので、笑顔で知らせてやった。


「安心してください!獲物がかかりました!!」


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