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荒野でおどれ 〜錆びた戦車と、旧文明の少女〜  作者: 京屋しゃべつ
錆びた戦車と、旧文明の少女

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背中の重さは二人ぶん

本日2話目の更新です。12時にも更新しています。

 女の人の目が、僕を見ていた。淡い金色の目だった。暗がりの中で、その金色がほんのわずかに光を帯びているように見える。目を閉じていたときは穏やかに眠っているように見えた顔が、目を開けただけで、背筋が伸びるような凛々しい顔に変わっていた。目尻が吊り上がっているわけでもないのに、まっすぐ見られると、こちらが姿勢を正したくなる。神様の像というものがもしあるのなら、きっとこんな顔をしているのだろう。銃口を向けたまま、僕は動けなかった。女の人も動かない。引き金にかけた指だけが、自分のものじゃないみたいに小刻みに震えていた。

 しばらくして、女の人の唇がゆっくりと動いた。

「……人間?」

「え……しゃ、喋った……?」

 喋るのか。いや、口があるんだから喋るのか。頭の中で自分に言い返しているあいだに、女の人は――機械は、まっすぐ僕を見て、次の言葉を口にしていた。

「なぜ、この環境下で活動できているのですか?」

「え?」

 銃を向けられている方が、向けている方に質問をしてくる。順番が逆じゃないかと思ったけれど、口には出せなかった。

「この環境は、通常の人間が長時間活動可能な状態ではありません」

「汚染のこと?」

「……汚染」

 女の人は、その言葉を一度、確かめるように繰り返した。

「現在は、そう呼ばれているのですね」

「現在?」

「XMAという物質があります。ここに滞留しているのは、そのXMAが生物の体内を経由して変質したものです」

「えっくす……何?」

「XMA」

 聞いたことがない。町では、あの紫の靄はただ「汚染」と呼ばれていて、それ以上の名前があるなんて考えたこともなかった。近づけば頭が痛くなって、長くいれば人が人でなくなる。名前なんかなくても、それだけ知っていれば暮らしていけた。

「それが、汚染の正体?」

「その理解で差し支えありません。変質したXMAは、生物に対して極めて強い変異作用を持ちます」

 よく分からない。分からないけれど、この人が汚染について僕より、たぶん町の誰よりも知っていることだけは伝わってきた。

「普通の人間であれば、この濃度では短時間で重大な影響を受けます。しかし、あなたには現時点で明確な変異が確認できません」

「僕も分からないよ。汚染に強い人がいるって話は聞いたことあるけど……一緒にいたやつは、落ちてすぐに……」

 そこで言葉が詰まった。骨の鳴る音が、耳の奥で勝手に鳴り直した。女の人は、僕の顔をしばらく見ていた。

「同行者が、変異したのですね」

「……うん」

 同行者というのとは少し違う。ガニーは仲間でも何でもなかった。でも、それを説明する元気は残っていなかった。

「この濃度であれば、それが通常の結果です」

 淡々とした声だった。それでも、言い終わる前に、ほんの少しだけ間があった。

「あなたの場合は、通常ではありません。汚染に強い人間がいる、という可能性はあります。ただし、この濃度への耐性を説明するには不十分です」

 女の人の目が、僕の顔から少し上へ動いた。

「それと。頭部に大量の出血の痕があります。ですが、傷が見当たりません」

 明日の天気でも告げるみたいな言い方だった。手が勝手に頭へ伸びた。指に触れた髪は、乾いた泥のようにごわごわに固まって、ところどころ束になって突っ張っている。目を覚ましたとき、頭の下の床に広がっていた乾きかけの染み。あれを見ないようにして、ここまで歩いてきたのだ。指で地肌を探っても、どこも痛くない。切れたところも、腫れたところも、ない。

「……だよね」

 それしか出てこなかった。女の人は、それ以上何も聞かなかった。気をつかってくれたのか、聞く必要がないと判断しただけなのか、顔からは読めない。僕は髪から手を離して、ズボンで指を拭いた。拭いても、ざらりとした感触はなかなか消えなかった。

 考えるのはあとだ。それより、目の前に気になることがある。

「その……大丈夫なの?」

 女の人が、失われた腕の方へ目をやった。

「大丈夫、という表現がどの程度を指すかによります」

「いや、腕も脚も……」

「損傷しています」

 見れば分かる。喉まで出かかったその一言を、どうにか飲み込んだ。少しだけ、変な人なのかもしれない。人じゃないのかもしれないけど。

「残ってる方の手と脚で、這ったりもできないの?」

「できません。身体を動かすための部分が、まだ直っていないのです。今の私に動かせるのは、目と口と、指先が少しだけです」

 そう言って、女の人は残った右手の指を、ほんのわずかに曲げてみせた。瓦礫の上で、白い指が二本、眠っている人が身じろぎするくらいに動いた。それが精一杯らしかった。

「お願いがあります」

「何?」

「私をここから運び出してください」

 すぐには返事ができなかった。この人を。旧文明の、人の形をした機械を。頭の中で、やめておけという声がすぐに上がる。暴走機械だったらどうする。外へ出した途端に、あの細い指で首を絞められたらどうする。屑鉄の丘をうろつくジャンクウォーカーだって、元は何かの役に立つ機械だったはずなのだ。

 でも、目の前にいるのは、腕と脚を失って瓦礫の中に転がっている女の人にしか見えなかった。それも、見ているとこっちが落ち着かなくなるくらい、きれいな人だ。マリカより――と頭のどこかで比べかけて、慌ててやめた。こんなときに何を比べているんだ。比べて、誰に勝ったつもりなんだ。

 置いていくのも、それはそれで嫌だった。

「あの……変なこと聞くけど」

「はい」

「人間を襲ったりは……しないよね?」

「しません」

 即答だった。早すぎて、かえって信じていいのか分からなくなる。

「……本当?」

「はい。あなたを傷つける意思はありません」

 それでも、引き金から指を外すまでに、もう少しかかった。ここで「じゃあ、そういうことで」と背中を向けられるほど、僕は割り切れる人間じゃない。割り切れる人間なら、そもそもこの汚染の底で瓦礫を掘ったりしていない。さっきの骨の山が浮かんだ。靄の底に沈んでいた、僕の背丈の倍もある肋骨。あれと同じ暗がりに、この人はどれだけ一人で埋まっていたんだろう。

「分かった。じゃあ……持ち上げるよ」

「お願いします」


 残りの瓦礫をどかすのに、ずいぶん時間がかかった。女の人の腰から下には、崩れた壁の大きな破片がまだ何枚も重なっていた。一枚ずつ端に指をかけて持ち上げ、横へずらしていく。どれも僕の身体と同じくらいの大きさがあって、ふだんの僕なら一枚動かすのがやっとのはずだった。それが、なぜか少しずつ動いた。必死だからだ。火事場のなんとかというやつだ。そういうことにしておいた。

 最後の一枚をどかすと、女の人の身体が全部見えた。服らしいものを、何一つ身につけていなかった。首がものすごい勢いで横を向いて、自分の首なのに、どこかの筋がぴきりと鳴った。上着を脱いで、なるべくそちらを見ないようにしながら、その身体にかける。

「……ありがとうございます」

「い、いや、別に、その」

 何が「別に」なのか、自分でも分からない。顔が熱い。こんな場所で、こんなときに、何を考えているんだ、僕は。身体の下へ腕を差し入れる。見た目は細い。片腕も片脚もない。これなら何とかなる、と踏んだ。

「よい……しょっ――うわっ!?」

 持ち上がらなかった。

「え?」

 腰を落として、力を入れ直す。腕の筋がみしみしと嫌な音を立てた。持ち上がらないどころか、床に根でも生えているみたいに、ほとんど浮かない。見た目の何倍あるのか、見当もつかなかった。

「お、重っ――」

 言いかけて、口を閉じた。遅かった。女の人の眉が、ほんのわずかに動いた。

「……重いですか」

「いや! そういう意味じゃなくて!」

 じゃあどういう意味なのか、自分でも分からないまま、言葉だけが先に転がり出ていく。

「見た目よりっていうか、僕が勝手に軽いと思ってただけで、その……」

「外見から想定される人間の体重とは異なります。構成素材の違いです」

「そ、そうなんだ」

 表情は、ほとんど変わっていない。変わっていないのに、声の端が、さっきより一つ冷えている。機械なのに、重いと言われるのは嫌なのか。いや、機械だから嫌なのかもしれない。どっちにしても、もう二度と言わないでおこう。たぶん、また言うけど。

 どうにか背負う形に持っていく。大人の男を二人まとめて背負ったら、きっとこんな感じだ。膝ががくがくと笑って、止まらなかった。女の人は、自分ではつかまることもできない。だらりと垂れた右腕を僕の肩に回させ、腰の革紐をほどいて、女の人の身体を僕の胴に縛りつけた。顔が近い。耳のすぐ後ろで、息遣いのようなものが聞こえる。機械なのに息をするんだろうか。こんなときなのに、首の後ろがそわそわして落ち着かなかった。

「出口は、分かる?」

「上層へ向かう経路は複数あります。崩落の状況によっては通行できない可能性があります」

「……とにかく、上に行けばいいんだよね」

「はい。ただし、その前に」

 女の人が言った。

「この地下へ、車両らしきものが落下しています」

「車両?」

「はい」

「戦車?」

「種類までは判別できません。落下したのは、私が停止していた長い期間の中では、比較的最近のことです。正確な時期は分かりません」

 戦車。その一言で、心臓がどくんと鳴った。背中の重さを、一瞬だけ忘れた。本当に一瞬だった。すぐに膝が思い出させてくれた。

「場所、分かる?」

「分かります。ここから比較的近い位置です」

「そこ、行ってみてもいい?」

「その方が良いでしょう」

「どうして?」

「上層には大型の生物がいます。先ほど、大型生物によるものと思われる振動を検知しました」

 崩れ狼だ。

「狼みたいなやつ。崩れ狼って呼ばれてる。戦車の大砲が直撃したのに、まだ動いてた」

「その個体でしょう。生身で地上へ戻るよりは、車両があった方が安全です。戦闘車両でなくても、大型であれば役には立ちます」

 もっともだった。あんな化け物とまた出くわすなら、鉄の箱の中にいた方がずっといい。それに、戦車だ。戦車があると聞いただけで、僕はもう行く気になっていた。


 女の人の案内で、通路を進んだ。一歩ごとに、背中の重さが肩と腰に食い込んでくる。息が上がって、額から流れた汗が目に入ってしみた。拭おうにも、両手は女の人の脚を支えるのでふさがっている。紫色の靄の中、崩れた瓦礫を一つずつ踏み越えながら、ゆっくり、ゆっくり進んだ。

「右です」

「……うん」

「その先、床が抜けています。左の壁沿いに」

「……うん」

 女の人の声は、どこまでも落ち着いていた。耳のすぐ後ろから、淡々と次の一歩を教えてくれる。その声を聞いていると、不思議と足が前に出た。自分で考えなくていいのは、正直に言えば、楽だった。

 しばらく進んだところで、膝の方が先に音を上げた。折れそうになって、壁に手をついて止まる。

「ご、ごめん……ちょっと、休ませて……」

「どうぞ」

 革紐をほどき、女の人を壁にもたれさせるようにそっと下ろして、自分もその隣に座り込んだ。肩で息をする。腕が勝手に震えている。目のやり場が見つからなくて、足元の瓦礫ばかり見ていた。しばらく、二人とも黙っていた。

「一つ、提案があります」

 女の人が言った。

「何?」

「私をここに置き、あなただけで車両へ向かう選択肢もあります。車両が稼働すれば、それで地上へ出ることができます。私を運ぶ負荷は、あなたにとって相当なものです」

 僕は女の人を見た。表情は相変わらずで、だからこそ本気なのだと分かった。遠慮や冗談なら、もう少し顔に何か出るはずだ。

 ほんの一瞬、ぐらついた。背中が軽くなる。膝が笑わなくなる。その「車両」とやらがどんなものかは知らないけれど、一人なら、そこまで走っていける。その一瞬に心が傾いた自分が、たまらなく嫌だった。

「……嫌だよ」

「理由を伺っても?」

「理由って……」

 少し考えた。考えても、うまい言葉は出てこなかった。

「運び出してって頼まれたし。分かったって言ったし。それに……」

 骨の山が、また浮かんだ。真っ暗な、紫色の靄の底。誰にも見つけてもらえずに。

「一人で置いてかれるの、嫌じゃない?」

 女の人は、何も答えなかった。ただ、少しだけ長く、僕の顔を見ていた。

「……合理的な判断ではありませんね」

「よく分かんないけど、そうなのかも」

「ですが」

 女の人は、そこで言葉を切った。続きは言わなかった。僕は立ち上がって、もう一度女の人を背負い、革紐を締め直した。さっきより少しだけ、重さの置きどころが分かってきた。慣れたのか、意地なのか、自分でもよく分からなかった。


 それから、どちらも何も言わなかった。聞こえるのは、瓦礫を踏む僕の足音と、自分の荒い息だけだ。何か話した方がいいんだろうか。でも、何を。初めて会った人で、しかも女の人で、しかもこんなにきれいで、しかも今、その人を背負っている。孤児院の女の子たちとだって、まともに話した覚えがない。マリカ以外の女の子と二人きりになったことなんて、一度もなかった。

「あ、あの」

「はい」

「……えっと」

「…………」

「な、何でもない」

「そうですか」

 また黙った。背中の重さより、黙っている時間の方がずっとこたえた。

「心拍が上がっています」

 不意に、耳のすぐ後ろで女の人が言った。

「えっ」

「この距離であれば観測できます」

「そ、そんなことまで分かるの」

「運搬の負荷によるもの……ではないようですが」

「ち、違う! 重いからだよ!」

 言ってから、しまったと思った。言わないと決めて、まだいくらも歩いていない。

「……重いですか」

「ち、違っ……そうじゃなくて……」

 女の人は何も言わなかった。言わなかったけれど、背中の重さが少しだけ増した。たぶん、気のせいだ。気のせいであってほしい。

 しばらくして、女の人がぽつりと言った。

「……それにしては、数値が低すぎます。通常の人間であれば、私を背負ってこの距離を移動した時点で、もっと消耗しているはずです。休息後の回復も速すぎます」

「……よく分かんないよ。僕、ひょろひょろだし。力なんてないし」

 嘘ではなかった。ガニーにはいつも突き飛ばされていたし、重い荷物を運ぶ仕事では、いつも途中で休ませてもらっていた。

「そうですか」

 女の人はそれだけ言って、また黙った。納得していない声だった。会話が、続かない。僕は必死に話の種を探した。

「う、上にさ。町があるんだ。ここから、そんなに遠くないところに」

「町。規模はどの程度ですか」

「き、規模……? えっと……千人、くらい? たぶん。小さい町だよ。宿場町で、輸送車とか、商人とかがよく来て……」

「交易路の中継地点ですね」

「こ、こうえき……うん、たぶん、そう」

「防衛は」

「守備隊がいて、戦車も……この間、新しいのが一台入った。あと、ハン協の事務所もある」

「ハン協とは」

「ハ、ハンター協定機構。ハンターを登録して、ライセンスを出したり、賞金首の手配書を出したり、賞金を払ったりするところ」

「民間の武装者を、町同士の取り決めで管理する組織ですか」

「た、たぶん……そういう感じ」

 僕が一言しゃべるたびに、女の人はきちんと整った言葉で言い直してくる。言い直されると、僕の言ったことが急に立派な話に聞こえた。試験でも受けている気分だった。しかも、たぶん落ちている。

 しばらく黙ってから、女の人がぽつりと言った。

「……人が、暮らしているのですね。この近くで。町を作って」

 その声だけは、さっきまでの質問とは少し違って聞こえた。何が違うのかは分からなかった。

「それが、どうかしたの?」

「いいえ」

 また、途切れた。何かまずいことを言ったんだろうか。考えても分からないので、黙って歩いた。しばらくして、今度は女の人の方から口を開いた。

「一つ、伺っても」

「な、何?」

「現在は、何年ですか」

「何年……?」

 質問の意味が、すぐには飲み込めなかった。

「えっと……年は、誰も数えてない、と思う。昔、世界終焉っていうのがあって、それからずっと経ってるって。どれくらい経ったのかは、町の大人も知らないよ」

「暦は、残っていないのですか」

「こよみ……月とか日とか、季節なら数えてるよ。種まきとか収穫とか、輸送隊がいつ来るとかあるし。でも、今が何年かっていうのは……ハン協の書類には、ハン協ができてから何年目って書いてあるけど」

「その組織は、いつできたのですか」

「分かんない。百年よりは前だって聞いたけど……世界終焉からどれくらい後なのかは、誰も知らないと思う」

「…………」

 女の人が黙った。今まででいちばん長い沈黙だった。答え方が悪かったのかもしれない。でも、ほかに言いようがなかった。

「……分かりました。正確な時間は、後で確認します」

 女の人は、それだけ言った。僕はもう何も聞かないことにした。女の人も、それ以上は何も言わなかった。


「そこを左へ。その先が、目的の空間です」

 女の人の声に従って、崩れかけた通路を抜けた。広い空間に出た。天井の一部が抜けていて、はるか上から細い光が差し込んでいる。紫色の靄は、ここでは少し薄かった。

 その光の下に、一台の車両があった。

「……戦車だ」

 ふつうの戦車とは少し違う。大きな車輪を持った装甲車のような車体の真ん中に、小型の主砲を載せた砲塔がある。前の右端には機銃が一つ。左端の銃架は、銃が外されたまま空いていた。戦車と車の中間みたいな形だ。

 ただし、ひどく古い。装甲には錆が浮き、塗装もほとんど残っていない。機械に詳しくない僕でも、昨日今日ここへ落ちたものではないことくらいは分かった。十年やそこらでは、こうはならない気がする。もっとずっと長く、ここで眠っていたように見えた。車体の上には、天井から落ちてきたらしい瓦礫が積もっている。

 近づくと、操縦席の後ろに、小さな座席があるのが見えた。

「後ろに、座るところがある」

 最後の力を振り絞って、女の人を後部座席へ運び上げた。革紐をほどき、座席の埃を手で払って、そっと座らせる。かけていた上着を直す。女の人は、背もたれに身体を預けた。

「ありがとうございます」

「……どういたしまして」

 僕はその場にへたり込んだ。全身の力が、底の抜けた桶みたいに流れ出ていった。腕も脚も、もう自分のものじゃなかった。それでも、目は戦車から離れなかった。目の前に、戦車がある。それだけで、胸の奥がどうしようもなく熱くなっていた。

 操縦席の前の隅で、何か小さなものが、天井からの細い光をちかりとはね返した。

お読みいただきありがとうございます。

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