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24 初めてみた景色
ーーーードンッ
大きな音が聞こえた。
そのことを認識するとほぼ同時に、もう一度音がなった。
ーーーードンッ
視界が崩れる。
あぁ、これは落ちていっているんだーー
こんなに綺麗な海に落ちれるんだ…
碧翔の手は…
まだ、繋いだままだ。
わたしも、碧翔と一緒にもっといろんな景色を見たい。
「わたしも、碧翔と夫婦になりたい」
さっきの返事をポツリと呟く。
碧翔からの返事は…
聞こえなかった。
空を見上げる。
青い空が、ゆっくりと朱く滲んでいく。
これじゃ、空から海にわたしがこぼれ落ちているみたい。
そんなことを考えながら、
繋いだ手をもう一度だけ握り直し、静かに意識を手放したーーーー
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
あの景色が、いつまでも皆さまの記憶に残りますように。
では、また明日。




