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逆さの世界で、初めて見た空と海  作者: でこぽん
第三章 失われた世界

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24/24

24 初めてみた景色

ーーーードンッ



大きな音が聞こえた。

そのことを認識するとほぼ同時に、もう一度音がなった。


ーーーードンッ




視界が崩れる。

あぁ、これは落ちていっているんだーー


こんなに綺麗な海に落ちれるんだ…


碧翔の手は…

まだ、繋いだままだ。


わたしも、碧翔と一緒にもっといろんな景色を見たい。

「わたしも、碧翔と夫婦になりたい」

さっきの返事をポツリと呟く。


碧翔からの返事は…


聞こえなかった。



空を見上げる。

青い空が、ゆっくりと朱く滲んでいく。


これじゃ、空から海にわたしがこぼれ落ちているみたい。



そんなことを考えながら、

繋いだ手をもう一度だけ握り直し、静かに意識を手放したーーーー



最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。


あの景色が、いつまでも皆さまの記憶に残りますように。


では、また明日。

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