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幼女の政  作者: 物江花 あさり
一章 開幕
4/15

第4話 財政の危機

今日はお偉いさんが来るらしい。それも、政治に関わる仕事をしているお偉いさんが。


(ははは。面倒くせぇ。)


雛子は、鈴音に捕まるがまま、接客をする先輩たちの準備をしているのであった。今日はなにやら、遊女ゆうじょもバタバタしていた。


この館には、上から、女将、花魁、上級遊女、中級遊女、新造、禿。ちなみに花魁は2人だけだ。


(まぁ、私は見たことがないんだけど。)



◆◆◆



「やはや、今の政治は、そう思わんかね、鈴音。」


高連(こうれん)様のおっしゃるとおり。今や私達は、高連様のおかげでここにいられるのですから。」


「ははっ!おもしろいことをいうのなだな。もう一杯もらえるかい?」


高連は、前宮(ぜんぐう)で働く、国の情報を管理する役職についているものであった。


(この人、よく飲むな。私、飲んだことないけど、あんなに飲んで、身体、大丈夫なのか?)


雛子はジト目でその様子を見ているのであった。


「だが、しかしな。つかのところ、財政が厳しくなっているのだ。」


高連は酒を口に注ぎながらそう言う。


飢饉(ききん)の影響ですか?」


鈴音の言葉に高連は「あぁ。」と答える。


「どこから、収入を得ればいいのやらと困っていてな。鈴音、なにか案はないか?」


高連の言葉に鈴音は悩み困らされていた。


(飢饉のせいで、前宮の財政がか…。)


雛子は顎に手を当て、考え込む。そんな彼女の目に止まったのは、高連がポケットに入れていた金貨に目が止まるのであった。


(!? あれを使えば、いけるんじゃない!?)


雛子は不思議と笑みを零すのであった。

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