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幼女の政  作者: 物江花 あさり
三章 後宮
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第18話 精神不安定

帝はすぐに桃宮殿に訪れるのであった。


「お帰りなさいま」


「お前に聞きたいことがある。」


雛子の言葉に被せ、帝はそう言った。


「…なんでしょうか?」


雛子は笑顔でそう言った。


(もぉ!この服は動きづらいし!はやく済ませてよね!)


帝は傭兵でなにやら手で合図を送った。すると傭兵は縄で縛られた男を連れて来るであった。


「離せ!離せ、離せ、離せ、離せ!!」


男は妙に暴れているのであった。異常な程に手が震えていて、汗をかき、目の下のクマや顔がやつれているのが目立つのであった。


「こいつは交易を任せていたやつなんだが。急にこうもおかしくなってな。」


(落ち着きのない、汗をかく、目の下のクマ、やつれ。…ストレスもあるのかしら?)


雛子がそんなことを考えていると、突然、男が口を開くのであった。


「そうだ!ブロッコリー。ブロッコリーさえあれば、俺はなんだっていい!!」


「!?」


雛子は彼のその言葉を聞くなり、なにやら口角を上げるのであった。


「わかったのか?」


「えぇ。憶測…。いや、もう確信に近いでしょうか。」


雛子は帝の言葉にそう答えるのであった。


「…一体、どういうことです?」


寛実はなにやらわからない様子で首を傾げているのであった。


「この男の人は、交易の相手にただ、操られていただけなんです。」

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