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第18話 精神不安定
帝はすぐに桃宮殿に訪れるのであった。
「お帰りなさいま」
「お前に聞きたいことがある。」
雛子の言葉に被せ、帝はそう言った。
「…なんでしょうか?」
雛子は笑顔でそう言った。
(もぉ!この服は動きづらいし!はやく済ませてよね!)
帝は傭兵でなにやら手で合図を送った。すると傭兵は縄で縛られた男を連れて来るであった。
「離せ!離せ、離せ、離せ、離せ!!」
男は妙に暴れているのであった。異常な程に手が震えていて、汗をかき、目の下のクマや顔がやつれているのが目立つのであった。
「こいつは交易を任せていたやつなんだが。急にこうもおかしくなってな。」
(落ち着きのない、汗をかく、目の下のクマ、やつれ。…ストレスもあるのかしら?)
雛子がそんなことを考えていると、突然、男が口を開くのであった。
「そうだ!ブロッコリー。ブロッコリーさえあれば、俺はなんだっていい!!」
「!?」
雛子は彼のその言葉を聞くなり、なにやら口角を上げるのであった。
「わかったのか?」
「えぇ。憶測…。いや、もう確信に近いでしょうか。」
雛子は帝の言葉にそう答えるのであった。
「…一体、どういうことです?」
寛実はなにやらわからない様子で首を傾げているのであった。
「この男の人は、交易の相手にただ、操られていただけなんです。」




