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第13話 妃
雛子たちは宮殿に入った。そして、宦官がお茶を注いでくれるのであった。
「帝が説明不十分で申し訳ありません。」
(宦官に茶を注いでもらうなんて…。落ち着かない。)
「あの。妃ってどういうことですか?」
「本来、後宮には、上から皇后、皇后妃、貴妃、妃、嬪、貴人、常在、答応、女官という身分で別けられます。ですが、今現在上から、妃、嬪、貴人、常在、答応、女官です。妃は本来4婦人ですが、雛子妃で5婦人となりました。…歴史に残りそうでよかったですね。」
「そうですね。…とは、なりませんよ!!」
雛子は声を上げてしまうのであった。
「わ、私が妃に!?無理ですよ!私、ついさっきまで、遊郭の禿だったんですよ!?それなのに、いきなり、妃だなんて…。」
「大丈夫ですよ。4婦人の方々は、先帝が帝に強引に決めなさったようなものなので。」
(そういう問題じゃ、ないんだよ。)
雛子は、頭を抱え込む。
「安心してください。私どもも、精一杯雛子妃に尽くしますので。」
「なんで帝様は、私を妃なんかに…。」
「未来が見えるからじゃ、ないですか?」
宦官は、雛子をからかうように言うのだった。
(最悪だ。未来が見えるなんて冗談、言うんじゃ、なかった…。)




