12/15
第12話 宮殿
(でかい。)
雛子は、後宮のとりでを見上げた。
(私の背の何個分だろう。…でかいな。)
「付いてこい。」
雛子は帝に言われるがままに付いていくことにした。
(どこに向かっているんだろう。)
◆◆◆
しばらく歩くと、とある宮殿につくのであった。
「お前は、今日からここに住め。」
雛子は、目の前にある立派な宮殿を見上げた。
(こんな立派な宮殿で…。)
「あの…。帝様。私みたいな庶民がここに住むわけには…。」
「不満があるのか?」
帝は雛子を睨むようにして言うのだった。
「いえ。そういうわけでは…。」
(立派すぎて、逆に落ち着かないというか…。)
「まぁ、安心しろ。お前は、妃なのだから。ここに住んでも、問題はない。」
「…は?え、ちょっと!どういうことですか!」
帝はテンパる雛子を無視して、宮殿を出ていくのであった。
「妃ってどういうこと…。」
「それは、私が説明致します。」
雛子の横には、宦官がいるのであった。




