第7話「紅い猫」
「気風くん、急いでビルの中に入るよ。」
「ああ、行くぞ、誠」
ダダダダダダダッ
ウィーーン
自動ドアが開く
「1階には何もいないな、、」
「回印さんは最上階の3階に今回の標的がいるって言ってたから、とりあえずそこのエレベーターに乗って3階に行こう。」
避訳が近くのエレベーターを指差す。
「そうだな。そこに乗って3階に向かうか。」
ポチッ
気風がエレベーターの呼び出しボタンを押す。
ウィーーン
エレベーターが1階に到着して、開いた。
二人がエレベーターの中に入る。
「よし、中には誰もいないな。」
ポチッ
気風が3階のボタンを押す。
ウウーーーーン
エレベーターが上昇していく。
ガコッ!!
エレベーターが、止まる。
「2階です。」
「気風くん、ちゃんと3階のボタンを押してたよね?」
「ああ、おそらく敵だ!!」
ウィーーン
エレベーターのドアが開く。
「お!!来たにゃん!!『スカーレット・キャット』!!」
ダッッ!!
「僕が狙うのは、、そっちの君にゃ!!!」
エレベーターの外から、避訳に向かって、全速力で飛んでいった。
ドン!!
「ぐあぁっ!!」
避訳が壁に打ち付けられる。
「誠っ!!!てめえ!!ストラト、、」
「お前の相手は、こっちだ。」
ビュン!!
気風がエレベーターの外に放り出される。
「うおぉっ!!」
避訳を壁に打ち付けたのは、赤く長い髪の女で、猫のような耳と、猫のような爪、猫のような牙、猫のような尻尾が生えていて、猫のような目をしている。
ポチッ
猫のような女がエレベーターの1階のボタンを押した。
「僕たちは下で戦うにゃん」
(ぐっ、やばい。あの人の爪。まるで獣のように鋭いぞ、なんで人間があんな、、、そういえば回印さんがいってたな、『隣人には2つのタイプがある。後ろに直接出てくるタイプと、人間本体に移ってるタイプだ。』って。おそらくこの人は後者。はやく、スキン・カメレオンを出さないと、、、)
避訳が猫のような女に捕まれる。
「ほいっ」
避訳が1階のエレベーターの外に投げ出される
ゴッ!!
「ぐあぁぁっ!!、、」
避訳が少しずつ立ち上がる。
「僕はの名前は~生動 猫にゃん。話せるのは今日だけだけどよろしくにゃね」
「お前の、名前なんて、、聞いて、ないっ!!」
「以外とドライな子なんにゃね~」
「、、『スキン・カメレオン』!!」
「やる気にゃんね。『スカーレット・キャット』」
「んニャアアアアッ」
生動が避訳の方にものすごい速度で飛んでいく。
「スキン・カメレオン!!前に出ろっ!!」
生動が、爪を構える。
「切り裂いてやるにゃん!!」
ガイイイイン
生動の爪とスキン・カメレオンの腕がぶつかり合う。
「チィッ固いにゃね!!」
ビュン!!
生動が部屋の端の高い棚に飛び乗って、座る。
生動が自分の体を舐めて毛繕いしはじめる。
(うーん、どうしたもんにゃね。あの子の隣人は僕の爪はあまり効いてる感じがしにゃいし、かといってあの子の攻撃が僕に効く気はしにゃいし、、、でもとりあえず、切り裂きまくるにゃ!!)
「にゃあっ!!!」
生動が部屋中を飛び回る。
ビュンビュンビュンビュンビュン!!
(いつだ!?いつこちらに飛んでくる!!?)
(今にゃっ!!)
ビュン!!
(来た!!)
「スキン・カメレオン!!受けろっ!!」
「そんなんで受けれると思うなにゃっ!!」
ジャジャジャジャジャジャジャジャ!!
「切りまくるにゃっ!!」
(まずい、スキン・カメレオンの耐久も、もう限界が近い。何か、この状況を打開できる作は、、この人は猫なんだよな?よし、やる価値はある!!)
グッ!!
誠が生動の後ろに素早く回り込み尻尾を全力で掴んだ。
「ンニャッ!!!!」
ビュン!!
生動が部屋の端の高い棚に素早く飛んだ。
生動が尻尾を左右にブンブン降っている。
「ウウウウウウッッ」
(あの子、なぜ僕が嫌なことを知ってるにゃん?)
「猫みたいになるのは、見た目だけじゃなかったみたいだな!!」
(推測通り!!猫が嫌がることをしたら、すぐ飛んでって、猫のような動きをし出したぞ!!)
(まだまだ、とことんやってやる!!)
「いけ!!スキン・カメレオン!!」
ビュン!!
スキン・カメレオンが生動の元に飛んでいく。スキン・カメレオンが生動の腹に触る。
「んにゃああっ!!」
ビュン!!
生動が床に飛ぶ。
「はあっ、はあ、はあ、」
「あーー、もう無理にゃっ。降参にゃ、これ以上は耐えきれないにゃ。2階に行って良いにゃよ。」
「え?ああそうなの?じゃあ行かせていただきます。」
「うん。良いにゃよ。頑張るにゃよ」
「2階に行こう。」
ウィーーン
「なんで応援されたんだ、、?」




