第2話「回転の矢」
謎の男との戦いが終わり、次の日。二人は一緒に下校をしていた。
「なあ誠、あの、隣人とかいうやつって結局何だったんだ?」
「さあ?気風くん、今出せる?」
ブゥンという音を出し、ストラトス・サイクロンが出てきた。
「誠は出せる?」
「あ、やってみる」
ブゥンと、スキン・カメレオンも出てきた。
「うーん、、あ、そういえば誠、今日分かったことがあるんだよ」
「ん?なに?」
「隣人を使える人にしか隣人は見えないらしい。今日学校で出してみたけど、誰も見向きもしなかったぜ」
「へえ」
「気風さんに、避訳さん、、ですね」
茶髪の25歳くらいだろうか、世間一般的にかっこいいと言われる顔だ。
「誰だっ⁉」
「あ、私、回印 進矢と申します。」
「ね、ねぇ気風君の知り合い?」
「いや、俺も知らない奴だ」
回印が頭を丁寧に下げた。
「一つ謝らせてください。あの『逆再生』の阿呆が迷惑をかけてしまい、申し訳ございません。」
気風と避訳は、同時に口を開けた。
「え?」
「えーっと、あの逆再生が義務とか言ってましたよね?」
「あ、はい」
「実は、私たち、そういう仕事をしている者でして、なのにあいつ、あんなことを、本当に申し訳ございません」
回印がさらに深く頭を下げた。
避訳が声をかけた
「あ、頭をあげてください。あなたは何も悪くありません。」
「ありがとうございます。ですが、あの問題児の上の人間として、申し訳ない。」
気風は回印を怪しんで、声をかけた
「回印だっけ?なんでそんな仕事が必要なんだ?能力を教える意味なんてあるのか?」
「それがですね、とあるヤツが、意図的に一般人を界隈に連れていき、仲間にして、自分の野望のために使おうとしているらしく、そいつを倒す人たちを探しているわけですね。」
気風は、探り続ける。
「まてまて、そのヤツってのは界隈にいって仲間を増やしているんだろう?そいつがいる界隈に仕事に来ている奴はいないのか?」
「どうやらヤツはいくらかの界隈を占拠しており、関係者以外、立ち入りできない状態になっているそうだ」
「ふーん、あんたらは戦わねえのか?」
奥の道から謎の、頭がおかしそうな男が出てきた
「おーいおいおいおいおぅい、回印じゃねえかよおおおおっ。こいつをぶっ殺したら、ボスにどっさり報酬もらえるぜぇい」
「あいつはヤツの手下だ。手を出すなよ、あんたらは戦わねえのか?とか言ったな。見せてやる」
「あーん?俺が殺すだとおおお?しぬのはーーてめーだああああっ‼俺の隣人、『デス・ナイフ』はナイフをめちゃくちゃ飛ばせるんだぜええ、死になああああああッッ‼『デス・ナイフ』ゥゥゥ!!」
「『ポインティング・アロウ』」
すると、回印の後ろには、人型の、顔や、体の淵に矢印がたくさんついていて、体中に矢印のマークが刻まれて、指も矢印の形をしている隣人が出てきた。そして、ナイフの飛ぶ方向が180度回転した。
「あ?なあんでナイフがこっちに来、、」
ブスッッ‼ ドタッッ‼
「こうやって、ちゃんと戦えるぞ。」
「あんた、強いんだな」
「気風くん、もう信用していいんじゃない?」
「誠、ほんとに大丈夫かよ?」
「だって、あんな強いんだよ?それに、話もちゃんとしてる。」
「うーん、まあ誠がそこまで言うなら」
「で、本題に入る。あなたたち二人には、私たちのチーム『界隈調査チーム』に入ってもらいたい。もちろん仕事をすれば報酬も出す。」
「気風くん、どうする?僕はいいと思うけど」
「報酬っつったら大体ドンくらいだよ」
「ん」
回印がスマホの画面を見せた
二人は驚いて叫んだ
「「ヒョッ‼」」
「え、、?これ、まじすか、、、?」
「マジだ」
「じゃあ明日からチームのみんなと集合してくれ。本拠地の場所は後で送っておくから、明日の朝に来てくれ。」
「「はい」」
気風 避訳 界隈調査チーム、入団




