激突.
アズサを狙う敵の出現
広場で待機している帝国一行と、補佐官執務室に行ってきて遅れて合流したレギリス
彼はアズサに近づきながら、指輪を一つ差し出した。
「これはハインリ様の…?」
「お姫様は魔法を扱えません」と言って、これを差し出してくれました。"
さまざまな感情が交錯する表情で指輪を受け取ったアズサ。
指輪が彼女と共鳴するかのように、緑色の魔力が指輪を包み込み、広がった。
お姫様がうらやましい。 私もそんなのひとつ..うっ
空気が読めないミッドナーの口を封じたリズは、そろそろ任務のためにそれぞれの位置へ移動すべきではないかと
上司の指示を受けるため、アレスを見つめた。
「お前たちはどうするつもりだ? テジナから別途連絡でも来たのか
ガントレットのルーンに地図が広がり、一つの座標を輝かせる。
こっちに、やつが送った座標がある。 こちらも我々を引き込んで戦力を分散させる狙いだろう
「わざわざ私のせいで.. 申し訳ございません.."
自分のせいで一行が分かれ、戦力に損失が出たと思っているアズサを見て、ミッドナーが励ました。
「勘違いしないで、アズサ。 艦長クラスではないけど、俺も腕には自信がある。 森で見たでしょ? あいつと互角に戦うんだ
死にかけたってことですか?"
「…とにかく、心配するなよ…」
アズサが核心を突くと、気まずくなったミドナーは空咳をしながらリーズに気づかせる。
アズサさん、シーフマスターも一緒ですから、大丈夫でしょう。"
レギリスは自分のことを言及すると、興味がないかのように鼻で笑った..
「私は女帝様の命令で、お前たちを支援しているだけだ。死ぬか死ぬか…」
彼は隠密ルーンを持って発動させるアレスに近づいた。
「お姫様の安全は、あなた一人で十分でしょう」
それに頷いて呼応したアレスは、出発前に最後の挨拶を交わした。
長々とは言わないよ。 みんなの幸運を祈るね。 みんな無事に、また会おう
えー、何が起こるって? すぐ終わらせて戻ってくるから、心配しないで。 艦長ナリ
また後ほどお会いしましょう。 艦長様、アズサ」
そうして分かれた一行は王宮の大門が開き、それぞれ目的地へ向けて移動を始めた。
大通りに沿って巨大な森へと入城したアレスとアズサ。 世界樹の光で王国全体がエメラルド色に染まったのとはまた違う風景が広がった。 巨大な木々の葉の間を突き抜けて地面を暖める陽光と、草虫たちのハーモニー。
自然の豊かさとは、これを見て語ることなのだろうか。
美しい光景に感嘆していたアレスは、さっきとはまったく違う雰囲気の森に出くわした。
光がまったく見えない暗い森
そこは周囲の光をすべて吸収していた。
ただ闇だけが満ちた場所へと進んでいくアズサと、その後を追うアレスは、彼女の身体がかすかな緑色の魔力に包まれていることに気付いた。
そもそもここは封印された機密区域。
外部者の立ち入りを厳禁にするため、入場した瞬間に道に迷わせる結界が存在する。
アズサは王族で特に問題はなく、アレスは隠密のルーン能力である次元断絶で問題なく同行できた。
旧研究施設は王国からそれほど遠くない場所に位置しており、約束の時間である正午より少し早く到着する。
形は保たれているものの、完全に壊れた中央部が目立つ建物。
その中には、ひびが入ったり光を失ったさまざまなルーンがあちこちに散らばっていた。
ここで一体何があったんだ
アレスが疑問を呈したとき、崩れた建物の方から女性の声が聞こえてきた。
まさか、本当に一人で来るとは。 これって大胆だと言うべきなのか
目に映る壊れた残骸にひびが入り、いくつもの破片となって散り散りになりながら、黒い形が姿を現した。
ローブのフードを脱ぎながら赤い眼光をきらりと光らせる女性
漆黒のテジナ
ハイツさんはどこに…
ハイツ?あのエルフですか? さて、今ごろはすれ違ったのかな
突然人間が現れて大いに戸惑ったが、羽織っていたローブが消え、見えた見慣れた制服を見て、アズサも目の前の女性がミドナーが話していた人物だと気づく。
「お前が保安局のテジか?」
よくご存じですね。 それなら自己紹介は必要ないと思う。 早速本題に入りましょう
「ハイツ様がプライムの品をお渡しになるそうです…」
何の? あ、あのティアラの話か。 残念ですが、私にはありません。 多分、自分のところにあるみたいだけど…..
まあ、どうせ死ぬんだから、そんなの必要ないだろ?」
「え? それがどうした…? 私も同じ帝国の一員です! 味方だってば!」
理解できない状況にアズサが叫ぶが、テジナは興味がないかのように両腕のルーンを発動させた。
右腕が変形したルーンスナイパーをにやりと笑いながらアズサに向けて構えた。
「わかっています。これも帝国のためです。 悪い感情はありません。 これが私が受けた命令だっただけだ
困惑してバリア魔法など考えられなかったアズサは、ぼんやりとしてしまう。
彼女に向かってレーザーが発射される瞬間
ルーンスナイパーの銃身を剣が飛んできて強打する。 発射された強力なレーザーは、アズサの横をかすめながら森の木々を貫通した。
「そうだ、招かれざる客が来ないわけがない。」
剣が飛んできた方向に顔を向けると、まるでガラス窓が割れるように次元と現実の境界が崩れ、アレスが歩み出てきた。
「今、これがどういう状況なのか、私だけが理解できないのか?」
右手に握っていた灰色に色あせたルーンが砕け散り、粉々になった次元は、何事もなかったかのように元の状態に復旧した。
「艦長様..」
幸い、怪我はないようだ。 アズサ
右手に返ってくるルーンレイピアを握ったアレスが、テジナの前に立ちはだかった。
「命令拒否に加えて私の邪魔までしようというのですか? アレス
さっきまでの余裕はどこへやら消え去ったテジナがアレスをにらむ。
「お前こそ、今まさに我々のエンジニアを殺そうとしているではないか。 これをただ見てろってのか? お前はバカか
それに萎縮するはずのないアレスは、むしろ彼女を挑発するが、これが効いたのか顔をしかめる。
局長の指示です。 今すぐどいてください
私もまた閣下の命令でここに参りました。 先に下がれ
もう話が通じなくなると悟り、スナイパーを元の状態に戻したテジナは、自分の左腕をルーンブレードに変形させた。
「武力をご希望なら、ご希望どおりにお応えします。」
「アンデスの犬が身の程をわきまえなかった。」
同時に強烈な赤い魔力を放つルーンレイピアとルーンブレード。
二人が真正面から対峙し、互いの兵器が衝突した瞬間、周囲の魔力が揺れ動き、研究施設の結界にひびが入るほどの強烈な衝撃波が発生した。
この衝撃は、たった今ハイツに出くわしたミッドナー一行がいる場所まで伝わった。
あちらはもう始めたのか
「艦長様..運が悪いことに
ミドナーとリーズがアズサを心配している一方で、レギリスは目の前に現れ、人物に視線を固定していた。
ハイツ.. なぜここにいらっしゃるのですか?"
レギリス人か? まさかここでお前に会うとは。 そしてその格好は…」
レギリスの護衛隊長の制服を見て苦々しくなったハイツ
彼が手招きすると、アサシンロイド2号が地面に降りてきて、彼の前を守った。
ミドナーとリズは武装を解除して活性化させ、奴らは目を光らせて前方をスキャンし始めた。
-目標_捕捉_多数反応_検知-
-戦闘データ_アップロード_シーフ_マスター-
-アップロード_完了-
1番機と2番機が両腕のルーンブレードを輝かせよう
短剣を抜いたレギリスがまず奴らに向かって黄金色の剣撃を放ち、先制攻撃を仕掛けた。
ハイツはバリアを展開し、飛んでくるすべての攻撃を相殺した。
これ、寂しいんだけど。 それでも、昔の友達くらいは仲良くできる関係じゃないか?」
「笑えない話だ。」
レギリスの反応が気に入ったのか、不機嫌そうに笑うハイツが機械人形たちのコアルーンに迅速魔法をエンチャントする。
頭のコアルーンで渦巻いていた青いオーラが、奴らの全身を包み込み、ほのかに輝き始めた。
あいつらはバフまで受けられるのか? いや、そんなもの作ったわよ!"
もともと大変だったのに、相手にするのがさらに厄介になりましたね。"
「今度はあいつらも動くだろう。 覚悟しろ!」
ケツァールどもを殲滅しろ。 一人残らず、全員殺してやる
ハイツの命令を聞いたアサシンロイドたちが一行に向かって動き始めた。
ゲイザーとバスターを立て続けに撃ちながら牽制するミッドナー
アサシンロイド2機の攻撃を苦戦しながら受け止めているレギリスとリズ
いや!、マジで! あいつらに攻撃されるな!! 短くてもいいから、引き止めておいてくれない?!"
狂ってるの?! あいつら本体だけでも人間以上なのに、魔法で強化までされたなんて、どうしよう
1番機のブレードがリズの首を狙ったが、あいつの胴体を蹴り、ナイフで攻撃を払いのける。
同時に2番機が彼女に突進して速攻し、それに気づいたミッドナーがバスターで牽制すると
奴は一瞬で退き、距離を取った。
本当に狂いそうだ。 えっ、シーフマスター2人に挑んで勝つことなんて、可能なの!? おい、エルフ! 何かいい方法ないの?! "
まだ始まってもいない。 あいつらは今、俺のスキルを使っていない
どういう意味? それが。いい考えはないのかって!」
「つまり、これよりもっと相手にしづらくなるってことだ。」
本当に本当に大きな助けになりました! ちくしょう
ミッドナー!! 黙って1期でも当ててみてください
「言うは易く行うは難し…!!」
単発で撃てば1発でも当たるかもしれないと思い、乱射をやめたミドナー。
すると、弾幕がなくなり動きに制約がなくなった1番機と2番機は、彼を最優先目標に指定して速攻する。
軌跡を描きながら近づいてくる赤い閃光に、彼は大きく動揺する。
「狂ってる…!」
「ミッドナー!!」
リーズがルーンナイフを投げて1番手を牽制し、レギリスが2番手のルーンブレードを両手短剣で防ぎ、隙を作った..
「今!!」
レギリスが2番機を確保していた短い隙を逃さず、相手に向かってバスターを放つと、赤いマタンが胴体を貫通した。
そいつの右肩は深刻な損傷を受けたようで、火花が散り、ルーンブレードも動かなくなり、光を失った。
「幸い、攻撃は当たるんだな。」
これまで単に自分の攻撃が外れたことに安堵していたミッドナー。
これを見たハイツが一行を見て感嘆する。
すごいな、でもこうしたらどうだろうか?"
ハイツが指輪を輝かせ、機械人形2体に新しい魔法をエンチャントする。
頭部のコアルーンから魔力が流れ出し、損傷した2番機の肩を修復して、色あせたブレードが再び色を取り戻す。
もうたまらない、今度は再生までできるのかって
奴らが止めた隙を逃さなかったリズとレギリスが、地面を蹴りながら2基に向かって強力な斬撃を叩き込んだ。
1番機の胴体が黄金色の斬撃で真っ二つに裂けて倒れ、2番機は激しいリズの攻撃を防ぎながら耐えていましたが
ミッドナーが放ったゲイザーの青い魔弾が脚の関節を貫通し
リーズは朱色の魔力を宿したルーンナイフを胴体に突き刺し、2機をともに沈黙させる。
リプレイする前に奴らを倒したのかと思いましたが..
「やはり、この程度では手の打ちようがないのか…」
リーズが予想したかのように振り返ると、粉々になったアンドロイドたちの残骸が赤い魔力に包まれ、元の状態に復元されていた。
私が相手にした奴も同じだった。 どうやら俺たち二人の装備では、あいつらにクリティカルを付与できそうにないな。"
自己修復と再生まで備えたAndroidたち
アレスとリズが対戦した3番勝負は、レギリスとの激しい死闘の末に半分に破られ
自己復旧能力が発動しなかったため、容易に撃破することができた。
しかし今は再生魔法によって損傷させる どうせ全部回復しちゃうんだし..
悩んでいるリーズとレギリスに、ミッドナーがバスターを突き立てながら近づいてきた。
「簡単に考えよう。 割り引けない強力な一撃を与えればいいんだろ?"
その武器で可能だろうか
「できないことはない。」
両手でゲージャーを掴んだミッドナー
ガントレットにあるルーンがゲイザーと共鳴し、さらに強烈な青い光を帯びた。
さすがに、それくらいで十分だろう。"
チャンスは一度きりだ。 みんなできるよね?」
耐えるくらいなら、いくらでも
復旧が終わったアサシンロイドたちが動き出すと、リズとレギリスは各武器に魔力を集中させ、ミッドナーの前を守った。
機械帝国の指導者執務室
アンデスの報告を聞いているエル
やはり、アレスらしい。 あいつがそのまま帰還するはずがない
妨害者は多いですが、任務の遂行に問題はないでしょう。"
「女帝さえいなくなれば、計画を進めるには十分だから。 でも、アズサは絶対に殺さなきゃいけないのか??"
「私はリスク要因を少しでも排除しようとしているだけです。」
「いや、それじゃなくて、アレスがじっとしていると思うかってことだ。」
"....."
アンデスが何も言えなくなると、エルは「もう帰れ」と舌打ちした。
門が閉まるのを見て、椅子を回し、帝国の象徴を眺める指導者。
わざわざ蜂の巣に手を出したのも悪くなかったかもしれない.. アンデス野郎
なるほど、彼の懸念は的を射ていた。
「ちくしょう」
全身に傷だらけのテジナ。
光を失った左腕のルーンブレード。
それに対して、傷一つなくアズサの前を守って立っているアレス
彼はテジナに向かってレイピアを構えながら尋ねた。
「最後に問おう。 本当に退かないのか」
初めて書く全面戦ですね。 散漫でしたが、かなり楽しかったです




