エルフの国リグナムバイティ
良くないタイミングは誤解を招きやすい
女帝の登場に歓声を上げるアズサを除く3人は驚愕した。
あの方が..女帝アリサですか…?"
はい!私の母です! そしてあの子は、うちのエルフの神獣カリブだ!! すごくないですか! "
「うん…すごいね、いろいろと…」
「閣下とは似ている点すら見つけられないな。 まさにエルフの女帝
おい、艦長。文句は言いたくないが。 その時間はちょっと間違っていると思う
神獣カリブーが地面に着地し、女帝アリサはためらうことなく鞍から飛び降りたが
彼女の両手から青い魔法陣が広がり、風が彼女を包み込むように柔軟に地上へと降りてきた。
華やかだが重厚感のある装飾のローブ
五色に輝くティアラ
エルフの女帝はアレスに似た身長に美しい金髪、そして自信に満ち溢れる気概が感じられた。
お前たちはアズサと同行している機械帝国の人間なのか! 私はリーグ・オブ・ナイツの女帝! アリサだ
えっ…?言葉がわかるの?! なんだ
みっともなく驚いたミッドナーを軽く無視するアレスとリズ
部隊指揮官アレス、女帝様に拝謁いたします。 アズサ姫に同行できて光栄です
副艦長リズ、女帝様に拝謁いたします
何だよ、私だけびっくりしたのか? こんな冷たい人間たちを見たか
ぶつぶつ文句を言うミッドナーに向かって、アズサは手首のブレスレットを指さした。
「え?何?それが恩だって? ちびっ子.. また人の物に変なことを..'
ため息をついている彼に、リズが軽くつついて様子をうかがうと
彼は女帝を見つめながら、自分自身をとても印象的に紹介した。
ミッドだ。 あなたの家の末っ子が本当に失礼なことをたくさんする
女帝様、申し訳ございません。 頭がちょっと痛い人だから。"
女帝は平気な様子で豪快に笑ったが…..リーズとアレスは呆然とした。
女帝にため口で言い返し、さらには王女まで中傷するという狂気じみた行為を働いたミッドナーを、リズが後ろ襟をつかんで引きずり回し、説教を浴びせました
アズサはアレスまでもが自分をお姫様だと言及すると、悲しげに呟いた。
「艦長様まで私をお姫様と.. 私は姫ではなく、アズサという名前です.."
そんな娘を愛おしそうに見守る母、女帝アリサは彼女の目線に合わせて座り、優しくなだめた
おい、娘。 この方たちはただ礼を示しただけだ。 目の前でお姫様の名前で呼ぶバカがどこにいる? "
そのバカはとても近くにいたので
おい!アズサ! 感動的な再会はこの辺にして、これから案内して! いつまで立てておいてるんだ!」
おい、この火傷野郎!! 私がそう言ったのに!!"
うわっ
ミドナーの腹部にリーズの拳が炸裂した。
アズサはその時になってようやく微笑み、母親と挨拶を交わした。
リグナムバイティの姫アズサ、女帝にお目にかかります
「うん、楽しそうでよかったです、うちの娘。」
「はい!お母さん! お迎えに来てくださり、ありがとうございます!」
まあ…今ごろ大臣たちが大騒ぎしてるだろうけど.. 大丈夫! 唯一の娘なんだから、当然私が来なきゃ!」
ありがとうございます..あっ!お母さん! あれをご覧ください! 私が作った子です!」
アズサはドレッドノートを紹介して自慢したが、アリサは戦艦を見て哀れな表情で彼女の頭を撫でた。
リーズに思いきり殴られたミッドナーを哀れに見つめたアレスは、アズサと女帝に近づいた。
女帝様、姫様からのご連絡を受けて直接お越しいただいたことに感謝申し上げます。 しかし、なぜ代表団ではなく女帝様が…」
最近、森の中が騒がしいからだよ。 だからといって、姫を連れてくるために軍を動かすわけにはいかないだろう! だから自分で来たんだ! はははは
この子は動きも速く、襲撃される心配もないからです! 本当にお久しぶりです! カリブー!おとなしく元気に過ごしてたのか!"
神獣カリブーがアズサに頭を近づけると、彼女は巨大なトナカイを激しく撫で始めた。
ふざけるな、娘は今まで意地を張って、まったく動こうとしない。 あなたの話をしたらすぐに立ち上がった
本当ですか、カリブ? それなら書けません! 私がいなくても、皆さんの話をしっかり聞いてください
アズサとカリブが再会し、女帝アリサは一行を近くに呼び集めた。
「さあ!挨拶は終わった。 さあ、みんなリグナムバイティに行ってみよう
「女王様、失礼ですが、あのトナカイは..いや、カリブ?に乗って行くんですか?」
「もちろんだ!この友達以外に、ほかに誰がいる!」
これは予想できなかったんだけど、あそ、アズサ? 本気なのこれ?"
はい!本当です! ご安心ください! とても楽しいはずです!"
神獣の背に乗って行くなんて.. いろいろなことを経験するんだな
馬に乗ったことはあるけど..こんなのは初めてです.."
「じゃあ、みんな動くなって! もし外れるかもしれないから!」
アリサの両手から魔法陣が現れ、青い光の魔力が一行を包み込んだ。
魔力に一行が完全に覆われると、体が次第に浮かび上がり
アレスとリズはそれなりに慣れていたが、ミドナーは怖がったのか、そわそわしていると、大はしゃぎのアズサがミドナーをからかった。
これ動かしたら、途中で落ちるんじゃないの..
「はい!ミドナー様! 絶対に動いてはいけません! 絶対に!」
「あなた…あなた!! わざとだ! ちびっ子!降りてばかりで! ほっとくね
ははは!! アズサに面白い友達ができてよかったな!」
固まったミッドナーと一行が無事にカリブーの鞍まで上がると、包み込んでいた青い魔力は空中に粉々に散った。
一行が無事に到着したことを確認した女帝は、鞍の上部に上がって座り、神獣との共鳴を始めた。
しばらくしてカリブが立ち上がり、アリサのティアラが揺れると、エルフの森を横切る五色の道が広がりました
カリブはそこを全速力で走り始めた。
「さあ!みんな荒っぽいから、しっかり掴んでね!! 行こう!! カリブー
「うああああ!!」
大げさにしないでください。 艦長、ミッドナー。 これくらいは私にとって何でも…! うわっ!」
アハハハ! カリブーに乗って森の中を駆け回るのは本当に久しぶりです!!"
ははは!! 貴重な経験だから、心に刻んでおけ!」
女帝と安佐はまるでのんびり乗馬をしているかのように楽しそうにしていたが
残りの人間3人は、巨大なトナカイの疾走に吐き気を催す地獄を味わっていた。
しばらくの疾走が終わり、揺れが収まると、半熟の3人の前でアズサがにやりと笑い、誇らしげに紹介した。
みんな!エルフの国、リグナムバイティへようこそ! "
正気に戻った彼らの前に広がった光景
明るいアズサの後ろに、生涯見たこともないほど巨大な木が目を引いた。
緑色に周囲を覆い尽くすほどの生命力を放つ森の核、世界樹。
もちろん、彼らの目を引いたものは他にもあったが
世界樹を中心に広がる巨大な道路と、それらを取り囲む建物群
空中を自由に駆け巡る数人のエルフもいたし
彼らはソリッドのようなものではなく、周囲の魔力を使って浮遊しているように見えた。
エルフたちも魔工学で都市の発展を遂げたが、機械帝国とは異なる自然に調和した形で発展したようだったが
どうやら他種族との交流が少ない種族であり、自然と共に生きるという固定観念が強いため、3人の予想をはるかに超えていた。
自分たちが想像していた光景とはまったく異なる環境に、アレスとリズは動揺し、ミッドナーは衝撃を受けて固まっていた。
ここが.. エルフの国.."
えっ…? ここは本当にエルフが住んでいる場所なの? 帝国じゃなくて?"
驚くべき光景だ。 魔工学と自然がこんなふうに調和するなんて。"
いや、機械帝国に比べれば、これは何でもないことだろう。 みんな、そんなに離してしないでね
都市のエルフたちは神獣と女帝を歓迎するかのようだったが、アレス一行を見つけると、彼らから憎悪に満ちた殺気が感じられた。
アレスとリーズは無視しようとしたが、ミドナーはその視線に耐えられなかった。
なんだ、この雰囲気。 俺たちが何をしたってあんな目で見てくるんだ。 "
ミドナー、ここでは私たちは招かれざる客同然です。 まさか任務の内容を忘れたんじゃないですよね?」
「エルフがあちこちで死んでいくって聞いたから、こちらが派遣に来たんじゃないの?必死に助けに来たのに、感謝することもできずに。 私たちをにらんでいるじゃない」
「口を閉じろ、ミッドナー」
リーズはミドナーの口撃に衝撃を受けてぼんやりしていた
彼がさらに言おうとしたので、アレスが遅れて口を押さえましたが……..
"...."
女帝アリサはミドナーの言葉を聞いたが、何も口にしなかった。
そうだ、彼女は何も言わなかった。
「お母様、ミッドナー様のお言葉に誤解が…」
プリンセス、やめて。 その話は宮殿に行ってしよう。 行きながらするほど良い話じゃないから
エルフ並みに幼い視線で、リーズがミドナーをにらみつけよう
彼は自分が間違ったことを言ったのかと、むしろ堂々としていた。
微妙な雰囲気が空気を満たし、息苦しいサドルの中を解消するかのように
カリブーは世界樹に建てられた壮大で緑色にあふれる白い城にたどり着いた。
アリサが先に鞍から降り、残りの一行が歩いて出てくるが
城内からエルフの男が女帝のもとへ駆け出した。
エルフ国の補佐官ハインリ
彼は女帝が降りてくるや否や小言を始めたが、アリサはうんざりしたように顔を背けた。
アリサ女帝様!! またこんなに無茶なことをされたら、どうしたらいいんですか!! しかも神様まで連れてきて!!
最近起きている出来事で大臣たちの不安が天を突く中、一体何をなさっているんですか、本当に
でも、こんなに無事に戻ってきたじゃないか。 ハインリ、お前たちは心配事があなた。
俺がどこで何か悪いことをされたら、その標的に見えるのか?老人たち、ほんと
ハイエルフの皆様を見て、そんな暴言を吐かれるとは.. 女帝様.. お願い、ちょっとだけ.. お願いいたします。"
アリサはハインリの訴えにうんざりしたように、アズサと共にアレス一行を紹介した..
あ、わかった。 わかったから。 さあ!ここで挨拶しよう! 機械帝国からお越しのお客様だ!」
「え?機械帝国のことですか? 人類国で何があったの…え
安全部は絶対にと、アレスとリズの後ろへ慌てて隠れるアズサ。
補佐官に有能な戦闘員であるハインリが見逃したはずがなかった。
「…お姫様.. お久しぶりです
"...."
怯えたまま二人の後ろから出るつもりのないアズサ
女帝はぎこちなくなった雰囲気を和らげるため、場所を変えた。
「あ…話したいことがたくさんありそうだから、入って話してよ、ハインリ。」
わかっかりしました。 実は、女帝様が飛び出してこられたとき、会議場に付き人たちを募っておきました。 機械帝国の一行の皆さんも一緒に行きましょう
「あなた…逃げられないように…」凶悪だ、補佐官..」
ですから、勝手に振る舞わないでいただかなければなりません。 女帝様。自業自得です。"
会議場へ向かうため宮殿に入ると、壮大でありながら繊細な彫刻が施された大広間が現れた。
エルフの宮殿は、人間が生きていては一度見ることさえ難しい壮観な光景だったため、3人はその雰囲気に圧倒されたが
アズサは久しぶりに帰ってきた故郷に内心喜んでいる様子だった。
一つも変わっていません。 私が去る前で、本当に一つも…」
大会の縁が終わる頃、宮殿の中心に見える場所に立っている彫像が目に入った。
背中に手を組み、厳かな雰囲気を漂わせるエルフの彫像
アズサは思い出を感じるような目でそれを見つめ、ハインリが彫像の人物を紹介した。
リグナムバイティの発展を導いたエルフ、プライム・アードナー様です
「プライム..」
-プライム-
歴史記録局ヒストリカルがマスターという異名を授けるように
エルフたちは、自らの歴史に名を残すほど巨大な業績を成し遂げた者に
プライムという称号が与えられる。
女帝アリサは、かすかに彫像とアズサを交互に見つめた。
私の伴侶であり、姫の父となる者でもある。 今は..生きてはいないけど.."
" ...."
アズサは懐かしげな顔でアドナーの像だけを見つめた。
ミドナーは単純な疑問から質問したが…..
あんなにすごい人が、どうして死んだんだ? お前たちエルフだから、年を取ってからは違う気がするけど。 "
「それは…」
アリサが口を開けずにいると、アズサが代わりに話したが、結びつかずに言葉を濁した。
「父は.. 魔工学の発展のために、自分と理念が異なる反対派を粛清されました。 その結果.. 私たちは主権を握ることができたが…..
彼は残った反対派に暗殺を
ミドナーは自分のミスに気づき、すぐにアズサと女帝に謝罪した。
「うーん…ごめん、余計なことを聞いてしまった。」
彫像を過ぎて間もなく、金装飾と様々な色彩のルーンで飾られた華麗な門が現れた。
ハインリが先にドアを開けて、一行は会議場に入っていく。
女帝が立ち上がるとすぐに、内部で大臣たちが抗議する声が次第に大きくなっていくのが感じられた。
アリサは急場をしのぐためにあちこち言い訳していると、機械帝国を代表する者たちが来たとして、アレス一行に矢を向けた。
「機械帝国?まさか、彼らが今事件を起こした容疑者たちですか? 女帝
「私たちはそんなことじゃなくて…」
顔なじみの人物もいるが.. うーん…? プリンセス…?!」
「えっ?! お姫様だって?!」
リーズは抗弁しようとしたが、大臣たちがアズサを見つけると
女帝の前でありながら、彼女を強く批判し始めた。
「アズサ姫よ!無責任にもここから逃げ出したばかりか、プライム・アドナーの知恵を使って人間に協力するとは!
女帝!これは簡単に見過ごすことのできない重大事項です!」
王族が他国に亡命しただけでなく、技術流出まで.. これは黙って見過ごすわけにはいきません
「アドナーが今の公女を見たら、何を言ったか…」
アズサは父のことを持ち出してまで圧力をかけてくる大臣たちの追及に耐えられず、外へ飛び出した。
リーズはミドナーにアズサを追えと合図し、彼は「え?俺??」というジェスチャーをしましたが……..
じゃあ、私が隠す? 早く追いかけないの
「お前が行くか、なら…」 どうして私にやらせるの
ミドナーはリーズの頼みでもない頼みを聞いて、アズサの後を追った。
ハインリは大臣たちを指摘しながら、険悪になった会議場の雰囲気を和らげた。
やめましょう。 皆さん、お久しぶりの王女様に対して度が過ぎております
いや、大臣たちの言うことに特に間違いはない。 実際、公女はリーグ・オブ・ナイツではなく、機械帝国に仕えているのだから。 これくらいは無理もないだろう
げほぜりと咳払いをしながら雰囲気を全部掴んだ女帝アリサは、アレスを見て真剣に質問した。
さあ、それでは機械帝国のお客様が我々エルフの国にお越しになった目的をお伺いしましょうか? アレス指揮官、お前たちは何のためにここへ来たのか?」
真剣で重い口調で女帝が質問すると、リズは冷や汗を流しながら緊張したが、アレスは勢いに押されず落ち着いて自分たちが来た目的を明かした。
「現在リーグ・ナムバイティで起きている虐殺事件たち。 その原因を取り除くこと。 それが私たちに命じられた任務です
その言葉を聞いた大臣たちは、あまりにも落ち着いた彼を見て、あなたを交えて指さしながら怒鳴った。
女帝とハインリは、アレスが質問を正面突破すると、満足げな笑みを浮かべて大臣たちをなだめた。
落ち着いてください。 お年寄りたちがそうなったら倒れちゃうよ。 アレス、つまり今起きていることはお前たちとは関係ないということか?"
女帝の問いに沈黙したアレス。 大臣たちが今度はなぜ静かなのかと再び声を荒げると、彼はすぐに自分の考えを述べた。
私たちは関係ありません…ですが.. 機械帝国とは関係がある可能性があります。 "
艦長様..! 今、何をおっしゃいますか!"
アレスの爆弾発言にリーズは驚愕し、会議場は再び混乱に陥った。
ミドナーは会議場から飛び出したアズサを追いかけていたが、街を出て森の中へ入っていく彼女に向かって叫んだが
彼女は何も聞こえないかのようにリグナムバイティから逃げ出した。
おい!アズサ! どこまで行くの! 待ってて! ちょっと
そのまま森までついて入ったミドナーは、アズサを逃したうえ、道に迷い、意図せず孤立してしまう。
彼は頭を抱え、いら立った口調で叫んだ。
ああ、ちくしょう、そのガキめ! どこ行ったの!! 一体
アズサを逃して困ったミッドナーは森の中を走り回り、彼女の名前を呼び続けたが、巨大な木々は無言だった。
そうしてしばらく走り回って 空き地を一つ見つけたんだけど…..
空き地には、エルフなのか人間なのか分からない生き物が無残に倒れており、あまりにも恐ろしい光景が広がっていた。
「こいつは…俺たちが相手にするやつの仕業か…」
血のにおいに顔をしかめたミッドナーは、手がかりでもあるのか周囲を見回すが
そんな彼に向かって、黄金色の閃光が生々しい言葉を吐きながら、鬱蒼とした森を突き抜けて近づいてきた。
「お前か。」
肉体の気配を感じたミッドナーは、すぐに両手のルーンガントレットを発動し、閃光をかろうじて防ぎましたが
衝撃がかなり強く、防いだにもかかわらず両手がしびれた。
閃光は彼から遠く離れ、互いに向かい合うことになる。
一目見ただけでも相手の状態は深刻そうだったのに…..
全身に満ちた傷
ボロボロになったフードと乱れた銀髪
欠けた短剣と震える両手
切り落とされたエルフの象徴
殺気をたっぷりと宿した目
それは、恥さらしになったシーフマスター、レギリスだった。
全部お前たちがやったことだろう?! 全部だ!! お前たち
レギリスの憎しみと怒り、そして恨みに満ちた絶叫がエルフの森に響き渡り
狂気に染まったエルフはミッドナーに向かって突進した。
物語を動かそうと努めております。 どうぞよろしくお願いします。




