エルフの森へ
未知の森へ
大陸を横断し、エルフの森へ向かって航行している戦艦ドレッドノート
「森まではどうやってたどり着くとしても、彼らと接触するにはどうすればいいのか…」
艦長室で報告書を作成しているアレスは、任務関連の会議のためリーズを呼ぶ。
他種族とは交流があるが、彼らの主な拠点は日本帝国の巨大な森に封鎖されており、同じエルフであっても行方不明になることが多いという。
艦長アレスはエルフに関する情報が少なく、どう接近すべきか悩んでいた。
リーズ、お前がエルフと渡り合ったことがあるって言っただろ?"
はい、艦長様。 黄金帝国のレギリスという者です
レギリス、彼はエルフだったのか。 彼と個人的な親交があるか
いいえ、物資の取引のために訪問しただけです.. そもそも、それが初対面でした
うーん…なるほど
はい、お役に立てず申し訳ございません、艦長様
「え?謝る必要はないよ、ただ気になっていただけだから。 では、そのレギリスとはどうだったのか?」
「え?あ、実力のことですか? 端的に言えば.. 少なくとも私と分担するときは、本気ではありませんでした。 彼の動きには余裕がありました。"
「帝国軍のエリートがそこまでするとは、私も一度勝負してみたくなるな。」
私もそれなりに素早い動きをしたと自負していますが、彼が本気で動いていたなら、追いつけなかったでしょう。
まさにシーフマスターという異名にふさわしい実力でした」
シーフマスター.. レギリス
-マスター-
歴史に記録される偉大な業績または功績を成し遂げた者に、歴史記録保管局である-ヒストリカル-が授与する栄誉ある称号
また、特定の武将の、一般人には到達できない境地に達した者たちに与えられる異名でもある。
アレスはレイピアで魔神の幹部を討ち取り、耳鳴りを手に入れ、リーズが語ったシーフマスター・レギリスは
黄金帝国の英雄昇級審査で、魔神軍勢が侵攻してきた国に派遣され、援軍なしで一人で全てを相手にし、ついに諦めさせた張本人。
その後、功績が認められ、黄金帝国では英雄と呼ばれ、人類国所属のエルフとして初めてヒストリカルでシーフマスターという異名を授けられた。
二人の会議が進展しない中、艦長室のゲートが開いた。
「なんだか、しばらく何の呼び出しもないのかと思ったら、自分たちだけで面白い話をしていたんだな!!」
艦長室で力強く響く声
顔をしかめたリズがミドナーをにらみつけた。
ミドナー、今、艦長と重要な協議をしていました。 外部の方はしばらくお待ちください。"
「外部者?外部者だなんて、残念だ。 私も高貴な両班の命令を受けて、ここに配属されたのだ、お嬢様。
そして、もしかしてと思って来てみたんだけど。 なんと、やっぱり重要な話だ! 私の勘は間違ってない
生々しい目で彼を見つめるリズ
「お嬢さんとまた私のことを言及するなら、あなたを気絶させて、その拳銃をアズサに分解させるよう任せてやります。」
「おっと、怖いぞ。」
「はぁ…そうしようと思って呼ばなかったんだけどな…」
ミドナーがリーズをきつく挑発し、二人の気合いのぶつかり合いがまた始まった。
アレスが頭を押さえて立ち上がろうとしたその時、ドアが開き、小さな少女が現れた。
あの…ミドナー様が外部者だということは、私も外部者ということですか?"
あっ、アズサ! そういう意味じゃないんだから!..」
すっかり元気をなくしてしょんぼりしているアズサ
どうやらリーズが話しているのを聞いたようだ。
「そうだ!アズサの言うとおりだ。 このガキも私も、それなりに命令を受けてここに配属されたのだ、
大事な話をしているのに、私たちを抜かすのはひどすぎない? 軍人の両班ども
その通りです!! そして私もまた、機械帝国に所属する軍人の身分!!.. これはひどすぎます!!"
ミドナーの意外にも論理的な弁論とアズサの訴えに、アレスは誤った判断をしたことを認めて謝罪しようとしたが..
「そして、私がそんなに気に入らなければ、勝負しよう、軍人の娘さん!」
止める間もなくルーンナイフを取り出したリズは、ミッドナーに近づいた。
「そうだ、今すぐ勝負しよう、礼儀など一つも知らないこのならず者め!!」
おお、そうだ、望んでいたことだ。 かかってこい!」
ミドナーも拳銃を握り、二人がぶつかりそうになった瞬間、アズサが耳をぴくぴくさせながら割って入った。
「お嬢様…」
何だよ、ちびっ子? 怪我をする!どけ
「たった今、ミドナー様、リーズ様に『お嬢様』とおっしゃいませんでしたか?」
え?えっと..それがどうして?」
ください
「え? 何?」
拳銃のことです! 私にください! リーズさんが自分をお嬢さんとまた言及したら
私にミドナー様の武装整備を任せると言ってくださいました!! ください
何言ってんだ! このガキが!! そして拳銃だけで、ガントレットではなかったじゃない
上司の命令は絶対!それなら拳銃だけでもいいのでください!! そして、ちびっ子ではありません!!"
あ、マジで!! リズ!あなたのせいだよね。 どうにかしてみて! "
あら、私はよくわからないことです。 ミドナー、そしてたった今、ご本人の口から私たちは外部の人間ではないとおっしゃいましたよね?
私なら、同じ仲間のアズサに武装の整備を任せます
リーズは、殺人スマイルを浮かべながらミドナーを詰め寄った。
彼はアズサを振り払おうと必死になる。 リーズのルーンナイフを見て、東鬼魚を狙った。
「なに?!おい!じゃあ、その剣もアズサに任せればいいんだな! こっちへ!」
「え?!!それは話が違いますよ!!」
何が違うんだよ!! 同僚だって
ください! ください!!"
あ、閣下··· "
ため息をつきながら指導者を恨むアレスは、二人の間で拳銃とルーンナイフをどうにか奪い取ろうとするアズサをじっと見つめた。
拳銃だって..拳銃と娘さん··· うーん? リーズとミドナーが話していた時、アズサはいなかったはずなんだけど?'
疑いはあったが、初対面同然の間柄だから、もう少し様子を見ようと思い、大混乱を仲裁した。
「ふざけるのはやめて、今回は私のミスだ。 ミドナー、アズサ。 二人を無視してしまったことについて、心からお詫び申し上げます
リーズも後ろに下がり、頭を下げて謝罪の意を伝えた。
ミドナー様、アズサ、本当に申し訳ございません。 二人を無視しようとしていたわけではありませんでした.. ただ配慮しただけでは、失敗をしてしまったようです.. "
いや、お前のせいじゃない。 二人を呼ばなかったのは私の過ちだ。 これからは二度とこんなことが起こらないと保証してやる。 "
二人の謝罪に、ミドナーのガントレットを握りしめていたアズサも興奮を鎮めた。
艦長がそこまでするならな。 わかった、リンゴを受け取って。 "
私も大丈夫です! 艦長様、リーズ様にご配慮いただき、ありがとうございます!」
これで全員が席に着き、作戦会議らしい会議を開始した。
それで、一体どれほど重要な話だったから、私たちを抜きにして二人きりで話していたんだ?"
「エルフの森に到着したら、街までの案内人が必要になるが、その件について話し合っていた。」
「え?それはとても簡単な問題じゃないの? ここに地元の方がいらっしゃるじゃないか
戸惑ったアズサの両肩に、得意げなミッドナーが手を上げて叩いた。
アレスは頭を押さえ、リズは両手で頭を抱え、最も近くにいたエルフを見ながら同時に嘆いた。
「あ。」
作戦会議は本当にあっという間に終わった。
戦艦ドレッドノートが去った後、機械帝国では保安局長のアンデスが秘書と共に指導者執務室のゲート前に立った。
裁判官、局長のアンデスです。 入ってもよろしいですか?"
天井のルーンスキャナーが二人をスキャンし、まもなくドアの向こうから返事が聞こえてきた。
「入ってこい、アンデス局長。ただし、秘書は外で待機させておけ」
はい、閣下。 サラ、ここで少し待っていれば、そんなに時間はかからないよ。"
わかっ سمございます、局長。 どうか良い結果がありますように…」
何も言わずに頷いたアンデスは、まもなく執務室のゲートが開き、中に入った。
「私にご用件は何だ、アンドス。 アレスに関することなら、もう話すことがないだろうけど?"
アレスはもう大丈夫です。 私は、彼とその3人をなぜ一緒に同行させたのか。 閣下のご意向を汲み取ることができず、ここに参りました!」
何の話をしたいんだ、お前。 私はただ必要な人員を絞り込んで配属しただけだ。"
なぜ、そいつを彼らと一緒に送ったのですか。 そんな任務とはまったく関係のないあいつを! 脱退は一体何を企んでいるんですか?! "
機械帝国の最高位幹部指導者エル
彼はアンドレスの問いに微笑み、赤い両目を光らせた。
飾ってるんだね.. ねえ、アンデスがそんなに気になるなら、俺の話を聞いてみないか? "
数十分後、ゲートが開き、アンデスがぼんやりした表情で歩いて出てきた。
「お出になさいましたか、局長。」
待っていたサラは彼に近づいたが、何かに取り憑かれたような局長の雰囲気に、彼女は静かに彼の後をついていった。
アンデスが出て行き、指導者エルはゆっくりと立ち上がり、自分の後ろで赤い光を放つ帝国の核、巨大なコアルーンを見つめた。
戦艦ドレッドノート
アズサは、自分がエルフであるという事実をすっかり忘れていた二人に拗ねて
アレスが謝罪の印としてルーンレイピアを渡したが、これでは足りないと言って
リーズとミドナーを指し示し、二人のものも含むという条件を付けた。
"...."
"......."
「ふふふ〜」
周囲の目が気になって意気消沈したリズと、彼女をじっとにらんでいる不満たっぷりのミッドナー
そして、すべてを手に入れたアズサは、鼻歌を歌いながらアルファのモニターを叩いていた。
「エルフの森は、木そのものが結界として広がっており、都市へ向かう道を曲げてしまいます!
だから他種族は足を踏み入れることすらできない、緑林地獄と呼ばれているのです!」
「でも、私が母に連絡すれば、代表団を送ってくださいますので、ご心配なさらないでください!」
「お母さん? アズサ、君のお母さんはどんな方だからエルフ側から代表団が…?」
「はい!私の母はエルフ国リグナムバイティの女帝、アリサです!!"
" ? "
「はい?」
「何て?」
あまりにも予想外の返答に、リーズとミドナーは呆然とした声を漏らした。
ミドナーは絶対に信じられないというようにアズサに問い返した。
「えっ、あなたが王女だって?」 あなた…あなたが…!
お姫様だって!! 私にも名前があります!! 私の好意を得たいのであれば、名前で呼んでください!」
笑ってるな!! あなたみたいな子が何がプリンセスだよ!!"
自分の観念の中の王女という存在が、しかもエルフのアズサのせいで粉々に壊れたミッドナーは絶叫した。
エルフ女帝アリサが母親だなんて.. こんなとんでもない人物だったとは….. ところが、降板の言葉すらなかったのに…
かなり驚いたアレスは、アズサについて一言の言及もなく、自分たちに同行させた指導者エルに疑問を抱いたが
まもなく、艦橋から見えるほどの数千の巨人のような森が水平線のように広がり、近づいていた。
あそこがエルフの森です
遠くからでも感じたけど、近くで見るともっとすごかった…
見るだけで感じられます、生命力と魔力が溢れんばかりに満ちているのが。"
ものすごく大きな木たちだね。"
その微妙に乾いた感想は何だとリーズが見つめると、ミッドナーはすぐに問題があるかのようににらみつけた。
ドキッとした彼女はすぐに艦長に声をかけて話題を変えた。
「艦長様、そろそろ着陸しなければなりませんよね? 森に近づきすぎると、どんな脅威にさらされるかわかりません
「そうだ、気をつけておけば悪いことはない。 アルファ、着陸の準備をお願いします
オペレード・アルファは頷きながら、各ロイドに着陸の手順を伝えていった。
両手と腕にまで武装を抱えた東佐は、嬉しげな足取りで艦橋を出て行った。
武装を装着して動力室へ向かいます! 着陸が完了したら、外でお会いしましょう! "
「ちっ!!」
最大の被害者であるミドナーも憤りの声を上げながら部屋に戻った。
まもなくオペレード・アルファのブリーフィングを皮切りに、戦艦の着艦準備を進めた。
-アルファ- -ドレッドノート着陸シーケンス開始-
戦艦の船体側面に配置されたソリッドが地面に向かって放つ魔力を徐々に弱めると、周囲で猛烈な突風が発生し、めちゃくちゃな騒ぎとなっていた。
周辺一帯が壊滅していくのを見て、アレスは安堵した。
「森に行かなくてよかったです。"
-アルファ- -ランディングギアオン-
戦艦が地面に達するまで、ソリッドたちは轟音を立てて風を巻き起こし、やがて静まった。
-ゼータ- -全ソリッド機 動作停止-
-セタ- -コアルーン 魔力制御安定-
-アルファ- -戦艦ドレッドノートの着陸に成功しました-
「よかった、ありがとう。 みんなお疲れさま。 リーズの準備をして、外で会おう。"
はい、艦長様。 オペレード、皆様に一つしかない可能性がございますので、私どもの復帰まで待機していただけますようお願いいたします。"
ドレッドノートの背面ゲートが開き、アレスとリズ・ミドナーが歩み出てきた。
そして遅れて、ガラクタのように物を抱えてアズサが飛び出してくるが…..
皆さん!申し訳ございません!! 持ち帰ることが多くて、もう….. うわっ
「あらまあ…」
案の定、足を引っ掛けて転び、持ってきたすべてを派手にばらまいた。
ミドナーはこのドジを見てため息をつき、床に落ちたものを拾い始めた。
「あなたのことだよ..どんなに急いでいても気をつけろ、外では危険なこともあるから。 わかった?ガキ
リーズは倒れたアズサを支えながら、自分の拳銃を拾っているミッドナーを叱った。
同僚を先に気遣うのが基本ではないでしょうか? ミドナー? あなたという人は..本当に
「そんなあなたも自分の武器からすぐに拾ってくれたでしょう。」
どっしりしたミッドナーが反論すると、急いで微笑みながらアズサを支えるリズだった。
「あっ…うーん…あ、アズサは大丈夫ですか?」
はい、ありがとうございます.. ミドナーさん..リーズ様…あ、艦長様! こちらは艦長様のレイピアです! 触れてみる機会をくださり、ありがとうございます!」
体の埃を払い、感謝の挨拶をするアズサからレイピアを受け取ったアレスは、ミッドナーの持つ腕輪を指さした。
いやいや、こんなことで何が.. それで、アズサ、何を持ってきたの。 そんなに急いで駆けつけたのか?"
あっ!その通りです! 皆さんにご紹介します! 自分で作った
ミドナーから返してもらった腕輪を、アレスとリーズにそれぞれ分け与えた。
皆様にお配りしたのは、離れていても心を通わせることができる装飾品です! 皆さん、滅多にいませんが、帝国では使用経験があるはずです!」
なるほど、ありがとう、アズサ。 "
「ありがとうございます、アズサ。」
「え? 私はどうしていないの?"
「ミドナー様は特別にガントレットに内蔵しておきました!」
「あなたのことだよ.. 違う。ありがとう、ちび
それぞれ腕輪を装着すると、ルーンが反応して光を放った。
「あ!そして皆さんの武装にも新機能を追加しました!」
たった今装備した腕輪と武装に内蔵された磁性のルーンを共鳴させると、リターン魔法を使用できます!
私が考案した、非常時の戦闘に備えるためのアーティファクトです! "
なるほど、便利な機能ですね
リーズがルーンナイフとブレスレットを共鳴させて遠くへ投げると、ブレスレットが光を放ち、ナイフが弧を描いて戻ってきた。
これは本当に大きな助けになります。 ありがとうございます。 アズサ、これからもよろしくお願いします
本当ですか?! ありがとうございました! リーズさん!」
「あなた…あなた、本気なの?」 こいつに全部任せるってのか
いつまで私たちが個別整備を行うことができるのでしょうか。 彼女の腕前も確かです
「知らない、そんなことどうでもいい。 私は自分の物を他人に触られるのが嫌だ
ミッドナーはガントレットと拳銃を装備し、両者のルーンを共鳴させ
アレスもブレスレットとリイフィアのルーンを共鳴させてリターン機能を有効にした。
さあ、個人整備も全部終わったし.. アズサ、代表団との連絡はついたか?」
はい!艦長様! 今すぐご連絡を···え、え
地面が激しく揺れ、地震かと思ったが、その原因は森から彼らに次第に近づいてきた。
密集した古木の間から、まもなくトナカイの形をした巨大なものが轟音を立てて飛び立った。
「娘よ!!!お母さんが迎えに来た!!"
巨大なトナカイから力強く叫ぶ声の主は、まさにエルフ女帝アリサだった。
展開が早いですね。初心者の素振りがひどいです..




