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ユメの研究所

夢追研究所という1日6時間寝ているだけで日給2万円もらえるいかにも怪しい話のアルバイトがあったが、花垣から話を聞いてみるとそこには‥‥

それは今から50年前の話である。

自殺大国日本と呼ばれるほど先進国ではワーストクラスに多い国だか、そんな国がこの年自殺者0人で終えたのだ。韓国や中国はもとより、他の国々から「隠蔽しているのではないか?」と声が上がる中、当時の総理大臣佐久間寿郎は、第三者に直接依頼し、隠蔽疑惑を晴らした。


でも、ここで一つの疑問が浮かび上がる

なぜ、自殺大国日本が自殺者0人になったのか。

そう考えると、ある1人の男が立ち上がった。


海道新聞社、桜 誠記者(30歳)

彼は高校卒業後家を出て一人暮らしで10年ほどフリーターをしたのち、この事件をきっかけに新聞社に入社した異色の経歴の持ち主だ。


2年ほどこの事件について調べているがこの話には続きがある。当時の総理大臣が「第三者」に頼んで疑惑を晴らしたとあるが、世に出た当初はマスコミやネットでは裏社会の人間に頼んで消したのではという話があったが佐久間が退任したのち直接取材に行った。そこでは信じられない話があった。


「過去に戻って隠蔽疑惑を晴らしてもらっている」

最初この話を聞いた時は頭が理解追いつかなかった。が、よく話を聞いてみると、佐久間がまだ国会議員になって3年目の頃、地元の札幌の有権者のお子さんがよく夢を見るそうで直近で起こった学校での自殺について夢で戻って止めてきたという。その話を聞いた彼は、ふと思い当たる節があった。ここ数年、いや数十年自殺者の数が数万単位から数百人程度に異常に減っていたのだ。その際にあることを思いついた。自分が総理大臣になったら政策の一つとして自殺者を0にする。そして、この夢戻(ドバック)を弱冠10歳ながら沢村カーラを研究所所長とし研究を進め、夢戻を法整備化して将来の日本に役立てたい。そんな思いを胸に現在までに至る。


ただ、夢戻(ドバック)にも大きな課題があった。夢戻(ドバック)の始まりの始祖、沢村カーラだけでは0にはするにはあまりにも負担が大きい。そこで身内から同じ能力の持ち主がいないか1人1人研究していきその中にいた現採用担当の花垣だ。そこから地道にアルバイトから集め、能力がある人をそのまま夢戻(ドバック)の一員にし今や1000人を超える。そして、彼らが佐久間が総理大臣になるころまでに自殺者を0にしたという経緯だ。


この話を聞いた萩野は、それはおもしろそうだと思い即話を受諾した。翌日、指定の場所時間にきて仕事を行なった。結果は即日わかるそうで終わった後にある研究員から「萩野さん、所長がお呼びです」と告げられた。なにかやらかしたかなと思い顔面蒼白になりながら所長室に出向いた。


「失礼します、萩野です」と挨拶するとそこには金髪の女性が立っていた。

「そちらの椅子にお掛けください」

「いきなり呼び出してすみません、初めましてこの研究所所長の沢村カーラです」

「あのー話というのは‥‥」

「検査結果についてなのですが、結論から言うとあなたには夢戻(ドバック)の能力があります」

そうなんだと思った束の間、次の言葉に耳を疑った。


「それと萩野さんには予知夢の能力があります」

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