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守護戦士見習いのあれやこれや(仮)  作者: 阿野根の作者
本編 見習い守護戦士バイトする。
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傭兵ギルド管理官長は実は熱愛中2

最近、真姫奈が冷たい…。

オレは何かしたんだろうか?


「真姫奈、この間はすまなかったな。」

今日もやって来たオレに最愛の女性真姫奈に言った。


「いいえ。」

真姫奈が愛想笑いをした。


どうしたんだ?あの張り付いたような笑いは?

シレネイアスになにかされたのか?


特になにもしてないとあのあと締めた時言ってたが?


「国王陛下のご生誕祭の護衛業務でしたね。」

真姫奈が言った。


いつもと同じ距離なのになぜか遠い。


「そうだ、傭兵ギルドの方は街に国王陛下がパレードしたときにテロリストや反政府勢力やカルト集団、愉快犯等が居ないか、表の護衛の王宮警護官と連携して行う。」

まあ、グーレラーシャ傭兵国で事を起こすのは至難の技だと思うが。


沿道の見物人ですら戦闘能力があるからな。


「はい、オプディアさんかイリディアさんと一緒に出ます。」

真姫奈が言った。


オプディアかイリディアだと?

たしかにあいつらも出る予定だが…。

オレがいるのになんでわざわざ。


「オレがつくぞ。」

オレが言うと真姫奈は微妙な表情をした。

「ヒフィゼギルド管理官長はお忙しいのでは無いのですか?」

真姫奈が言った。


どうしたんだ?いつもはニコッとはいといってくれるじゃないか!


「オレが指導役だからオレがやる。」

オレが言うと真姫奈は少し悲しい顔をした。


おかしい、こんなことはじめてだ。

いったい、何があったんだ?

真姫奈がこんなに遠いなんてオレはもう、死にそうだ。


グーレラーシャの恋する男を殺すのに刃物はいらない、相手に冷たくされれば自ずと倒れると言ったのは昔の詩人か?


なぜか今日はいい得て妙のようなきがしてならない。


なんとか、二人で王宮に来た。

いつもなら、肩が抱けるくらい、いや、いつでも抱き上げられるくらい近いのに…。

今日は遠いな。

ほんの一二歩の違いで届かない。


「ちゅんさん、今日はよろしくおねがいしますね。」

向こうから当代国王陛下メリリノア様がやってきた。


今日は国王陛下の正装をしている。

王家の深紅の長衣が高貴な麗しさを引き立ててる。


まあ、オレには関係ないが。

真姫奈の方がかわいい。


「ちゅん!恨むよ!」

愛黎が来た。


今日はストロベリーレッドの正装だ。

こんなやつでも世の中では美貌の王女と言うことになってるらしい。


「ちゅん言うな。」

全く、いつまでもしつこい。

オレがぺーぺーのときガイウスちゅんと先輩方によばれてたからってよ。


こいつらは将来冒険者になるから冒険者ギルドに入るのと傭兵ギルドに遊びに来ていた。

なにかんがえてるんだろうな。


愛黎はともかく、メリリノア様はどうかんがえても冒険者は無理だろう?


「おい、お前、逃亡したら抱き上げるからな。」

まったく、世話が焼ける。

「ええ?嫌だよ。」

愛黎が言った。


「…ヒフィゼギルド管理官長、私、もう良いですか?」

真姫奈が言った。


なんでそんなに離れていこうとするんだ。


「真姫奈、メリリノア国王陛下だ。」

確かはじめてのはずだ。

「風見真姫奈ともうします。」

真姫奈が綺麗な守護戦士の礼をした。


やはり、生え抜きの守護戦士の一族は違う。

見惚れた。


「ちゅん、犯罪?」

愛黎が小首をかしげた。

どいつもこいつもオレをなんだと思ってる!

変態だのなんだの。


しかし、鈍の愛黎も気がつくほどオレは真姫奈を熱く見ていたか?


「まあ、いいじゃありませんか、よろしくおねがいしますね。」

メリリノア国王陛下が言った。


「グーレラーシャ傭兵国の国王陛下は女性なんですね。」

真姫奈が呟いた。


真姫奈の世界では女性の王の事を女王と言うんだったな、グーレラーシャはもれなく長子が男女区別なく継ぐからな、どっちでも国王陛下だな。


「私は用意がありますので、もういきますね。」

メリリノア国王陛下が言った。

「ちゅん、覚えてろよ!」

愛黎が言った。


愛黎ごときいつでも返り討ちにしてやるが。

従姉妹の二人は連れだって去っていった。


真姫奈がその様子をじっと見てる。

気になるのか?


「ガイウス!今日も変態だな?」

アポロニュウスがやって来た。

「アポロニュウス、オレは変態ではない。」

ただ単に真姫奈が好きなだけだ。


「ジエルキス主任警護官、こんにちは。」

真姫奈が微笑んだ。


あの笑顔をなぜオレに向けてくれない!


「おお、真姫奈ちゃん、今日はよろしくな、カルト集団がうろうろしてるらしいからな。」

アポロニュウスが言った。


「カルト集団ですか?」

真姫奈が言った。

「おお、トゥーセリアのハチミツツボという、守護の女神トゥーセリア様を祭る一部に過激なやつらがいてな、何をやらかすかわからないんだ。」

アポロニュウスが言った。


真姫奈が不安そうな顔をした。


アポロニュウス、やっぱり、しっかりと絞めるしかないな。


国王陛下の生誕祭は国王陛下が国民とふれあうと同時に国王陛下の元気な姿を見せることが目的だ。

大昔は放浪の民だったラーシャ族にリーダーの健在のアピールは大事な事だったらしい。


町はご生誕祭で活気に溢れていた。

生誕祭記念ランチセット、ディナーフルコースか…いいな、今日はその辺で餌付けを…。


怪しい集団を発見したと言う知らせが来たので様子を見ている。

真姫奈がやっぱり、少し遠くで物陰から見てる、なぜだ真姫奈。


「みな、この平和が沢山のラーシャ族の人たちの力によって出来ているのをで忘れている!」

カルト集団の親玉が言った。

あの蜜蜂の巣型の帽子はなんなんだ?


「守護の女神トゥーセリア様も倒れられたお一人だ。」

信者の一人が言った。


うーん、武装してるのか?

しかし、あの手元の丸い物体はなんだ?


「今こそ!浮かれ腐った連中にハチミツの鉄槌を!」

親玉が言った。


…なんだ?スリングとあのハチミツ色の球で何をするきだ?


国内外から沢山の観光客も集まってるんだぞ!


「罰当たりな王家の人間どもが通る!参ろう!神の愛し子たちよ。」

親玉が言った。


信者どもが動き出した。


仲間に合図を送った。


「そこまでだ!凶行はやめろ!」

オレは言った。


「く、この現代におかされた罰当たりな王家の僕どもめ!神の愛し子たちよ!まずこいつらからやってしまえ!」

親玉が言った。


信者どもがスリングを構えてハチミツ色の球を飛ばしはじめた。


「わーハチミツ?」

イリディアが言った。


球が割れるとハチミツがつく仕組みのようだ。

地味に嫌な攻撃だ。


「教祖様!今のうちに罰当たりな王家の人間に鉄槌を!」

信者の一人が叫んだ。


その間も地味にハチミツ弾が絶え間なく飛んでくる。


厄介な!鎖カマがハチミツまみれだ!


「ギルド管理官長!僕に飛ばさないでくださいよ!」

オプディアがモーニングスターを振り回しながら言った。


そんなことに構ってる間はない。


真姫奈はどうしてる?


真姫奈は鞭でハチミツ弾を落として親玉をおっている!


真姫奈!大丈夫なのか!


「罰当たりな王家の人間よ!食らえ!」

ひときわ大きい球をメリリノア様に親玉がスリングで飛ばそうとした。

「させません。」

真姫奈が前に立ちはだかる。


ハチミツ弾が真姫奈にぶつかる…。

真姫奈がハチミツまみれになった。


「この不心得どもめ!」

親玉が叫んだ。


「不心得ものはお前だ!」

オレは隠し武器の針を飛ばした。

速効性のしびれ薬がぬってある針は狙いたがわず親玉の右腕に刺さった。


「く、なんだ…。」

全身に広がるしびれに親玉は倒れ込んだ。


「よくも!教祖様を!」

信者たちはいきり立った。


こうなれば…多少の怪我は仕方ないか…。

もちろん信者どもが怪我すると言う意味だが。


緊迫感が一体を包む。


「あのー、私の名前の元に戦うのはやめてくれませんか?」

どこからか赤い髪に茶色の目の典型的なグーレラーシャの女性があらわれた。


本当に忽然とあらわれたんだが?


「…誰ですか?」

イリディアが聞いた。

「ハア…たいした身分じゃないんですが…守護の女神トゥーセリアです。」

その女性…トゥーセリア様が言った。


「尊き女神様。」

信者どもはひれ伏した。


本当にいいのか?まあ、突然あらわれたのはそうかもしれないが…。


「ハチミツがもったいないです。」

多量に流れたハチミツをみてトゥーセリア様はため息をついた。


…それでいいのか?女神様?


それよりも真姫奈だ!


「真姫奈!大丈夫か?」

オレは真姫奈に駆け寄った。

「大丈夫です。」

真姫奈は愛想笑いをうかべてハチミツまみれのまま後ずさった。


なんで、さけるんだ?

オレはこんなにお前の事を思ってるのに…なぜだ?

オレは死にそうだ…真姫奈。

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