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そして現れた二人とは
裂け目が見えてきたけれども、ツァイベも自分の背後に随分近く迫っていた。そしてレドナウはなんとかツァイベを裂け目に落としてしまえないかと考えていた。
そこへ、小動物のようななにかが飛び跳ねながら近づいてくるのを感じた。それはまるで蛙のような動きをしていた。ツァイベの足元を右へ左へ、足元をくぐり抜けるように、斜めになって、高いときはその嘴の近くまでも飛び上がっていた。この動きにツァイべは苛立ちを覚えたようで、先程とは違う奇妙な雄叫びさえ発した。
そしてまた一人、自分と同じような風体の男がものすごい勢いで一直線にこちら側に駆け迫ってくるのが見えた。




