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ようやくシチューを食べ終えた大男は
大男はようやく二皿めを平らげるところだったが、アファトスの視線の先のトルフに気づいていた。それでもシチューを味わい、咀嚼するのに一生懸命で、パンも味わって、水も飲んで、大忙しでしゃべることはできなかった。
アファトスはふと大男に目をやった。大男はどうにかその視線でアファトスを向かいの席に座るように促した。アファトスが座ったそのときにシチューを食べ終え、グラスに残っていた水をすべて飲み干した。そして立ち上がり、その大きな身体を誇示するのかと思いきや、片膝をつき、頭を垂れた。




