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そりゃあ大男は見上げるだろう

アファトスはいつも以上に用心した。

ビオニシは小刀を手に、いつでも屋根裏を飛び出せる準備をしていた。

頬被りをした、暗い色のマントを纏った大きな男が入って来た。それはラジェルネに似ていた。そう、あの日、最初に生まれた男の子を連れて行った将軍。いまになって戻って来るなんてどういうつもりだ。アファトスの胸は不安でいっぱいになった。怪訝な表情で、この男を黙ったまま見ていた。

トルフはこの男の大きさに驚きつつ、口をあんぐりと開いたまま見上げていた。良く躾けられたこの子は、座ったまま大きな男をただ見上げていたのだ。

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