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そして客人は到着する
トルフはいつもと同じく食事を終えた。
「ねえさま、昨晩は良くお休みになりましたか?」
普段、アファトスはトルフに姉と呼ばせないようにしていたが、客のない二人だけの朝と晩の食後のみはそれを許すようにしていた。
「ええ。とても良く休ませていただきました。トルフのおかげね。」
この後口をつぐんでしまうトルフを見て、実はこの子はいろんなことを見透かしているのではないかと多少なりとも不安を覚えるアファトスであった。
だが、そんな不安が続く間もなく、客人に日常を遮られるのであった。




