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塔の上を目指して

階段を一段上るたびに鼓動が強く打つのをアファトスは感じる。めまいもする。息もきれる。倒れないように、左手は壁に這わせたまま、ゆっくりでいい、一段、また一段と階段を上る。逃げ出したい気持ちを抑え、トルフを想い、父王の顔を掻き消し、誰よりも素敵だったあの父王の笑顔を自らの胸の中から掻き消し、倒れないように、ふらつきながらも一歩を強く踏みしめるように、また一歩を強く強く踏みしめるようにして階段を上って行く。

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