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トルフ王と言えば

トルフは一見して良く分からない子ではあった。喋れない訳ではないのに口数は少なく、質問には答えないこともあれば、少しずれたことを言うこともあった。たとえば、

「ご機嫌はいかがですか?」

と女中が尋ねたのに対して

「うん、宿題はできているよ。」

と答えたり、

「散歩のお時間です。」

と誘われているのに、とつぜんその場で覚えたばかりの古代の詩を大声で暗唱するようなこともあった。

つい先日は遠方の町を統合するための新しい法律を施行するために署名を求められたが、近くに飛んできた蝶に気をとられ、インク壺を倒して証書を台無しにしてしまった。その証書を作り直すため、結局、町の統合は完結していないらしい。

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