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旅はまだ続くのだ
焼き上がったばかりのパンと、ホットチョコレートの甘い匂いでダルエが目を覚ますと、ルゥガとビーべはニィナの乳を片方ずつ飲んでいた。
「やっと起きたね、ネボスケ。」
レオフは窓辺に立っていたが、目覚めたばかりのダルエに朝食を勧めた。何日かぶりに口にした久々のまともな食事はことのほかうまかった。ニィナとレオフがびっくりするくらいあっという間にダルエは朝食をたいらげてしまった。そして、着いたときと同じようにルゥガを風呂敷に包んで胸の前に抱えた。ニィナもレオフももう行くのかと問うことはできなかった。
「気をつけてね。」
ニィナはそう言うのがやっとだった。ダルエは橋を目指して出発した。




