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やっとありつけたんだよね

その部屋はやっとベッドが一台置かれている程度の広さで薄暗かった。ベッドの上では女が半身を起こした状態で、赤子に乳を飲ませてやっていた。

「ニィナねぇさん、この子にも分けてやってよ。」

女はそう言うとダルエに赤子を引き渡すようにと腕を差し伸ばした。ダルエは躊躇したが、胸元で赤子はグズっていたし、これを逃したらこの後いつ乳を飲ませてやる機会が巡ってくるかは分からなかったため、風呂敷をほどいて赤子を女に手渡した。女は代わりにニィナから赤子を受け取ったかと思うと、その子をダルエに抱かせた。ダルエの腕の中では赤子は大きく泣き出した。女は呆れたような顔をしてダルエから赤子を奪い返し、高い高いをするなどして赤子をあやした。一方、ダルエの女の赤子はニィナの乳を大人しく飲み続けていた。

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