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男は足早に立ち去るんだけど

扉から出てきた男はそのボンレスハムのようなむっちりしたがっちりした、それでいて毛むくじゃらの腕をダルエの胸元の風呂敷の中へと伸ばし、フランクフルトのような人差し指で無垢なる赤子のふっくらした輝くばかりの頬をつつくようにしてこう言った。

「十五年後な。」

赤子は泣くのを止め、キャッキャとほほ笑んだ。ダルエは心に芽生えた不快な感情のすべてを視線に込めて目の前に立ちはだかる大男を睨みつけたが、その男は満足そうな笑顔を見せて、それから明るい表通りの方へと去って行った。

そして赤子はまたもや泣き始めた。扉口に立っていた女はこう言った。

「お腹空いてるみたいね。」

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