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城へ向かう足取りは強く
そのとき、満月を背景にして大きな鳥が黒い夜空を横切った。その大きな白い鳥は、くちばしに大きな包を加えていた。大きな翼をゆっくりと上下へはためかせ、闇の森の中でうごめく魑魅魍魎をものともせず優雅に飛んでいった。あれこそが噂に聞いたコウノトリだとダルエは確信し、城への歩みを早めた。フェルアも同時に確信した。ダルエは森へは二度と戻って来ないことを。この森の出口までは、なんとしてでもダルエを無事に届けようと心に強く誓うのであった。
そのとき、満月を背景にして大きな鳥が黒い夜空を横切った。その大きな白い鳥は、くちばしに大きな包を加えていた。大きな翼をゆっくりと上下へはためかせ、闇の森の中でうごめく魑魅魍魎をものともせず優雅に飛んでいった。あれこそが噂に聞いたコウノトリだとダルエは確信し、城への歩みを早めた。フェルアも同時に確信した。ダルエは森へは二度と戻って来ないことを。この森の出口までは、なんとしてでもダルエを無事に届けようと心に強く誓うのであった。