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そしていよいよ城へと
闇の森の出口が近くなってきたのか、道らしきものが見えてきた。フェルアがどこからか連れてきたのか、馬がそこに嘶いた。ダルエは小脇にテフォプを抱えたまま馬に飛び乗り、その荒い道を雨に打たれながらも進んだ。ボタボタと大粒の雨が横殴りに強さを増し、風も強さを増してはいたが、一刻も早くと馬を急がせた。テフォプできるかぎりダルエを追い、ときに先回りして障害をなくしてやった。
ガンヤはは兄が城へ近づいて来ているのを本能で感じていた。城中の多くに悟られないよう、兄が城に入って来るタイミングで自分は中庭を突っ切って行けるよう、城門の近くで待ち構えていた。




