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そして長女は育つ
アファストスはすくすくと育った。その影で二キウは衰えていった。体調がすぐれない日が続いた。とくに重病という訳ではなく、なんらかの病に侵されているという兆候もなかったが、風邪を引きやすく、貧血や微熱に苛まれることが多々あり、健康からは遠のいていった。
ジホオは少しでもニキウを安静に過ごさせるため、アファストスを遠ざけた。アファストスは良く学び、良く動き、さすがジホオの子と崇められたが、王子であったらとも囁かれていた。アファストスはそれに気づいてはいた。まだ幼い子どもではあったが聞こえない振りをして、その悲しみを勉学に向け、悔しさを運動に費やした。




