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そして、それぞれの旅立ち

「頼みました。」

まだ一一歳になったばかりの第一王女であるアファトスは女王の威厳をもって将軍ラジェルネに命じるのであった。

「では、私が先に。」

森の中を掛けて来た男は二番目に生まれた女の赤子を抱き、城外を目指した。

「頼んだぞ、ダルエ。確実にな。」

ダルエは返事もせずにただ前を目指して進んだ。

中庭を突っ切って来たダルエの弟ガンヤは将軍の眼差しを察知し、老婆を小脇に抱えて城外を目指した。小さな人形のように抱えられた老婆はその手と足をバタバタとさせてはみるものの、逃げられないことを知っていた。その手はずっとアファトスの方へと向けられていたが、少女は皺だらけの手を取ろうとはしなかった。

ガンヤが場外へと駆けていったのを見送った将軍は痣有する生まれたばかりの男の子を胸にしっかりと抱き、アファトスの前で片膝をついた。すぐに立ち上がり、決して彼女に後ろ姿を見せることなく扉へ向かい、城外を目指した。

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