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アファトスが笑うだなんて
トルフが去ってしまったことを再確認してから、ビオニシは木陰から飛び降り、レドナウの肩に跨った。
「なんだお前、ワシに肩車をして欲しくってちょっかいを出してきたのか。」
ビオニシは顔を真赤にして「そんなことあるものか!」と何度も繰り返しながら、レドナウの頭を、肩を、大きな背中を叩いた。レドナウはビオニシの両膝をしっかりと掴み、その場でくるくると回転した。
「ほれほれ、しっかりつかまっていないと落ちるぞ。」
アファトスはその二人の様子を見て思わずクスっと笑ってしまった。




