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三人それぞれ、それらしくもなく、
「美しい笑顔ですなぁ。」
レドナウは思ったことをそのまま口に出す。
アファトスはよっぽどバツが悪かったのか、早足で歩き出してしまった。ビオニシはそんなアファトスの行動があまりに意外で、鳩が豆鉄砲を食らったようにレドナウの肩の上で目をパチクリとさせていた。
アファトスはレドナウがへし折って放り投げた矢を拾おうとした。
「触れない方がいいですぞ、それには!」
レドナウがそう言い終えるのが早いか、ビオニシはレドナウの肩から飛び降り、アファトスの目の前の矢を拾ってどこかへ行ってしまった。




