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ツァイベももはやここまでか
そして蛙のようにジャンプしていたその子は腰にぶら下げていた短剣を抜くと、両の手でしっかりと握りしめ、迷うことなくツァイベの左の目を刺した。ツァイベのひときわ大きな悲痛の叫びにたじろうこともなく、できる限りの力を込めて、剣を目の奥へ奥へとより深く差し込んだ。ツァイベは崩折れそうによろめいた。男の子は左手で剣をツァイベの目に刺したまま、右手では鶏冠の先を握って先ゆく方向を制御しているようであった。ラジェルネはその様子を認めてしたがい、ツァイベの足の向きを従わせ、レドナウもそれに倣った。




