これさわエンジェル PART2
「ハァ・・・・ハァ・・・・」
「どうしましたか? もう息が荒くなっていらっしゃる」
ラムダが、人を喰ったような表情で言う。それも当然だ。なんてったって、俺が一方的に押されているからな。
「うっせぇ・・・なっ!!」
「ふふふ、虚勢を張っても無駄ですよ? なんたって、貴方と私では、相性が悪い。それにこの立地条件。またしても貴方にとっては不利そのものなのですから」
「だぁ、まぁ、れっ!!」
そして、俺は羽を羽ばたかせ、敵に閃光を放った。が、ラムダはまるで、ダンスでもしているかのように、するりとかわしていった。
「だから、無駄ですって。私のバルシェ『ソロモン・D・ガァープ(悪魔男爵)』の前では、貴方の光の矢など止まっているようにしか見えないのですから。」
「くっ」
ラムダは今も、似非笑いを浮かべている。だが、俺はそれと同じぐらい気味の悪い笑いを放った。
「ふん。それは、可笑しいな。崇高な天使がたかが悪魔風情に押されるなんてな・・・・
あぁ~あ、メンド。これじゃ『本気』出さなきゃなんねぇじゃねぇか。」
「ん、なんですって?」
さっきまで浮かべていた笑みは消え、深刻な表情へと変化した。
「まぁまぁ、そう構えるな。大丈夫。すぐ終わるから」
そう言って俺は、自らの羽を消した。
「くくく・・・くはははっはははははっははっ!! なにをしようかと思えば、戦意喪失ですかっ!!
滑稽っ、滑稽ですよ!ハハハハ」
「勝手に言ってろ」
羽を解いたには、戦意が喪失したわけではない。羽があると、被害が大きくなるから、だ。
「ハハハハ、では、死になさいっ!!!」
ラムダは自ら生み出した、拳銃を構え、俺の元に撃ち込んだ。 そして、その瞬間。
『真実詠唱っ!! F=Fa・CON180度っ!!』
言葉を放った後、敵の弾丸は俺の目の前で制止した。その後、方向を180度変え、全弾、ラムダに命中した。
「ぐはぁっ!!!!」
当然、自らの弾丸を受けたラムダは、仰向けに倒れた。
「ど・・・・どういうこと・・・だ?・・・」
「これが俺の本当のチカラ『強制物理変化』さ。元々、このチカラは光を操るものじゃない。『世界に極当たり前に存在している法則』を自在に曲げて、支配する。
これは、俺の真骨頂だ。」
「ふふふ・・・・ど・・・りで・・・かて・・・・ないわけ・・・・だ」
「まぁ、ゆっくり眠るといい。急所は外れてるはずだから、死にはしないさ。」
そして、俺はその場をあとに、会長さんたちのいるグラウンドへと足を急いだ。
いかがでしたか?
感想等、よろしくです。




