これさわエンジェル PART1
さて、何だかんだの厄介事をうまい事成るチャンに押し付けた、俺達はというと。
「岡田さ~ん。これからどうします~? あの様子じゃ、役員室には出入りできなさそうですし~」
「そうだな。エデンの鍵は見つかり、成瀬が保護。破棄には一時の時間が必要だが、今のところ俺達の勝利に間違いは無い。となると・・・・」
「会長さん達への応援、ですな」
「そうなるな。だが、俺はそれに行けそうに無い。」
「?なんで?」
「本条の言い付けでな。エデンの鍵が見つかり次第、戦闘準備を整えておくのさ。万が一、暴走・・・なんて事があったら大変だからな」
「そうっすね。岡田さんの場合、100%のチカラを出すのに、何かと面倒がありましたな」
「ああ、『精霊騎士』って聞こえは良いが、精霊との対話や同調、他にも精霊同士の統括、及び魔力配分と色々大変なんだ」
「分かりました。会長さんとこの応援は俺に任せて、岡田さんは準備しといてください」
「ああ、悪い」
「良いって事」
そう言って、岡田さんは俺から離れ、別行動を執った。
「そんじゃ、俺も行きますか。 『二クロス、ラグナロク・ラジエル』」
そして、俺のチカラは具現化する。白く、何にも染まらないこの双翼は、いつもの通り、だ。
「歩くより、飛んだほうが楽だからな―――――」
そう言い終って、すぐの事だった。
トコトコトコ。
不快にさえ思うその足音に、俺は気だるく思いながら、身構える。
姿を現した足音の主はこちらに気付くと、深深と頭を下げた。
「これはこれは、神獄学園の生徒会役員の方とお見受けする。私は『ラムダ』と申します、お気づきの通り、政府側のエデンの鍵捜査班です。」
「へぇ、それが何?」
小柄な男は、頭をあげ、似非笑いを浮かべる。
「いやいや、怖い怖い。そんなに威嚇しないでくださいよ」
「ふ~ん。で、用件は?」
「それは・・・・もうっ!!」
その瞬間、男は姿を消し、いつの間にか俺の背後に回っていた。
「く!!」
咄嗟に、光の壁を作って難を逃れたが、間一髪って感じで危なかった。
「さすがは、最高位のバルシェラー。この程度の攻撃では、死んで下さりませんか」
「・・・・・」
「では、始めましょうか。鍵の争奪戦、って奴を」
男の似非笑いはその間に、ずっと消えることは無かった。
いかがでしたか?
感想当、よろしくです




