まさきマジシャン PART2
「で、ここが・・・・そうなのか?」
岡田先輩が、唖然とした様子で、ボクに問いかける。
「はい・・・・間違いは・・・・・無いと思いますけど・・・・」
正直、ボクとしても信じられずに居た。
なぜなら、本来『エデンの鍵』を示しているはずの羅針盤が、ボク達の目の前の、『生徒会役員室』を指しているからだ!
「成るチャン、これはどうかねぇ・・・」
「と、言われても・・・ムギン、フニン。ここで合ってる・・・よね?」
『ああ、間違いは無いと思うぞ。その羅針盤に限っては』
『そうね。何だかんだ言って、その羅針盤は真実しか示さないようになってるから、多分・・・』
「まぁ、そんな事はいい。・・・成瀬、お前から入れ」
「いやですよ。ここは年長の岡田先輩が行くべきです」
「そうだ、そうだー」
「いやいや、成瀬の羅針盤がここまで導いたんだ。ここまで来れば、最後まで遣りきるべきだ」
「そうだ、そうだー」
『・・・・・・・・』
ボクと岡田先輩は、横で相槌を打っている是沢先輩を、湿った目線を送って、二人揃ってこういった。
『じゃ、間をとって是沢(先輩)が行け!(行くべきです!)』
「ええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええ!!!」
是沢先輩の絶叫が辺りに響き渡る。
「無理無理ッ!! 絶っっ対、無理!」
「どうした、こういうのは得意だろう?」
「そうですけど、ほら、あれだよ、ここは成るチャンが適役だから、な?」
「そういう訳だ。成瀬、行って来い」
「・・・・・・・はい・・・」
なんというか、いい感じに乗せられたような気がする。でもまぁ、ここで立ち止まってたら、色々と面倒だし、会長や大和の詳細も心配だし。
「じゃ、行きますよ」
そう言って、ボクは引き戸に手を掛け、ゆっくりと中を開いた。そして―――――
「っ誰だっ!!!」
その瞬間、ここに居る全員が身構える。そして、ボク等の視線を送る先には、クリーム色の髪のポニーテイルの少女が居た。
少女は窓から漏れた月明かりを見つめており、ボク等の声に気が付いたのか、こちらに眼を向けた。
『お・・・・おい! マスターッ あの子は!!』
『嘘、な・・・なんでよっ!!』
ボクの肩に止まっていたムギンとフニンが揃って驚愕している。 少女の方も、ボクの顔を見て、息を呑んでいる。
「―――――っ!!」
そして、少女は、とんでもない事を口にした!!
「・・・・・兄・・・・・さん?・・・・」
いかがでしたか?
クライマックスまで、もう少しです。
どんどん更新していくので、よろしくです。




