作戦 決行!!
エデンの鍵撲滅大作戦。会長がそう銘打ってはいるが、いつもの通り、いや当然のごとく何のことなのか話してくれないままに、ボク達3人は、校内のグラウンドへとたどり着いた。
「かーいちょーさーん」
グラウンドの中央では、是沢先輩が手を大きく振っており、その横に居た岡田先輩も、こちらに振り返った。
「2人共、よかった。これで全員ね?」
「ああ」
「じゃあ皆、これから私が言う事を心して聞いて頂戴」
そう言って会長は、他の4人の前に立った。
「いい? これから私たちは、エデンの鍵の捜索に入ります。勘のいい人は気付いているかもだけど、今回の捜索で、政府サイドの人間が介入して来るのはほぼ間違いないわ。当然、戦闘にも入るし、過激な争奪戦になるでしょう。でも、私たちには負けられない理由がある。もし、エデンの鍵が政府に渡れば、とんでもない事になるわ。おそらく、世界的な戦争になると思う。それだけは、決して阻止しなくてはならない。そこはいいわね?」
「ああ」 「はい」 「うん」 「はいはい」
「だから、鍵を先取し、破壊する。そのための役割分担も決めてあるわ。
まず、私と翔は、敵を引き付けるためにわざとらしくエデンの鍵を捜索する振りをする。その間に敵を引き付け、撃退。 あとの岡田君、是沢君は成瀬君の直感に従って、鍵の捜索を『隠密』に行って頂戴。」
「待ってください!」
「どうしたの? 成瀬君?」
「どうして、ボクなんですか?!」
「・・・・・これは君にしか、できないことだからよ。安心して。君は絶っっ対に、見つけることができる。私を信じて。皆を信じて。そして、あなた自身を信じなさい。 いいわね?」
「・・・・・・・」
ボクは返答することができなかった。ただ不安で、怖くて。どうしたら良いのかさえ分からない。
「岡田君。あとの事は、任せたわ」
「ああ、本条も気を付けてな」
「うん、安心して。私は大丈夫だから。それに、この争奪戦が終わったら、岡田君に言いたい事もあるし・・・・」
会長はそう言いながら、眼をそむける。
「さぁ!! 各自、準備はいいっ?!」
そして――――――
「解っ散!!!!」
ボク等はそれぞれの場所へと、馳せて言った。
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