第18話~お泊りだ おっさん~
出された煮込み料理を美味しくいただき、休ませてもらっていると、夕方にガントが帰ってきた。
「おう、今帰ったぞ。 シゲルの具合はどうだ?」
「おかえりなさい。 おかげさまで、もうふらつきもありませんし大丈夫だと思います」
俺はそう言って立って出迎える。
「それは良かった。 だが今日の『リンゴ』の売り上げはあまり良くなくってな・・・
結局3個しか売れなかったんだよ。
手に取ってくれたり、見ていた客はいたんだがな、やはり真っ赤な外見があまり見たことがないから損してるよな・・・」
ガントは状況を分析しながら、残りの林檎と代金を渡してくれた。
本当にいい人だな。
「でも、興味は持っていただいてるんですよね。 それなら、明日は売り方に一工夫してみますよ。
今日は本当にありがとうございました」
俺はお礼を言ってガント宅を後にしようとすると、
「おい、こんな遅くにどこに行こうとしてるんだ? 今日はこのまま俺んちに泊まっていけ」
「えっ、でもご迷惑じゃ・・・」
「遠慮すんなって! それにシゲルの明日の一工夫ってのも興味があるしな!! 取り敢えず今日は出会った記念だ!! 朝まで飲むぞ!!」
それはガントが飲みたいだけだろう。
「何言ってるんだい!! 明日も仕事なんだから、 さっさとご飯食べて、寝ちまいな!! ほら、シゲルも早く席に着く!!」
メイファはやっぱり面倒見がいいおかみさんだな・・・
読んでいただき、有難うございます。




