第11話~観光だ おっさん~
もらった地図を頼りに商人ギルドに向かい、そのついでに観光がてら街の様子も見ていく。
家は木造漆喰造り、2階から3階建てで屋根は赤レンガ、元の世界で言えばイタリア辺りの浮因気を醸し出しながら、落ち着いた只住まいをだしていた。
道は綺麗な石畳で、所々に街路樹も植えられており、道幅も十分で馬車がひっきりなしで走っている。
行き交う人は忙しそうだが、皆前をきちんと向いて暗い影は見えない。
少なくてもこの街ではそんな酷い統治はされていないようで、だったら俺が商売を初めてもいいかなと思う。
「うーん、腹が減ったな」
観光といったら料理も外せないと、途中にあった適当な料理屋に入り昼食にする。
「いらっしゃいませ!!」
まだ幼さの残る少女が元気良く接客をしてくれる。
「なにかお勧めがあったらお願い」
さっきもらった生活費は銀貨50枚も入っていたので、今日はちょっと贅沢してみようかなって思ってしまう。
「お待たせしました、『ミミットの香草焼き』です!!」
出された料理は固まり肉をパリッと焼いたすごくジューシーで美味しい物だった。
けどミミットって名前からひょっとして森で初めて会った6本足のウサギもどきなのかな?
「有難う御座いました!!」
少女は最後まで元気だったので、こちらも気分が良くなった。
料理も美味しいし、また来よう。
「とっ、此処かな?」
商人ギルドの建物は街の中心部の広場に面した所に有り、他と比べてもひときわ大きな物だった。
「こんにちは、本日はどのようなご用でしょうか?」
中に入ると受付カウンターがあり、落ち着いた秘書風の美人受付嬢さんが挨拶してくれた。
「えっと、商売を始めるのに許可証要ると聞いたんですが・・・」
「はい、こちらで受け付けていますよ、必要事項をお書きください」
読んでいただき、有難うございます。
料理の描写って難しくって自分には無理そうです。




